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「小田急サスペンス劇場」リプレイ [趣味]

 2月末に、以前やった鉄道謎解きふたつのキャンペーン期間が終わったので、そのときのことを思い出してみることにします。
 いままで、「挑戦記」という形でいろんな謎解きをプレイしたときのことを書きましたが、イベント期間中であるため、ネタバレになるようなことが書けません。鉄道謎解きの性格上、いろんな駅を訪ねてそこで乗り降りすることになりますが、下りた駅、その順番などを明かしてしまうと、そのまんまネタバレになってしまいます。それを書けないわけですから、「挑戦記」はいずれも、奥歯にもののはさまったような、あいまいな書きかたをせざるを得ませんでした。
 それでイベント期間が終わった頃に、「解決篇」と称するエントリーを上げました。ものによっては数ヶ月後ということになって、もう当日の様子を忘れかけていたりしたので、次の機会は原稿だけ先に書いておいて、ネタバレ解禁されたらアップ、なんてこともやりました。
 今回取り扱うふたつのイベントについては、「挑戦記」を書いていません。片方は軽く触れたことがありますが、それがメインテーマとは言えないエントリーでした。どちらも、いままでの鉄道謎解きと違い、マダムを伴わずに私が単独でプレイしており、そのため途中のエピソードなどもさほど無く、独立したエントリーとしての「挑戦記」にはなりそうもないと考えたのでした。

 まず、昨年末・2020年12月6日にプレイした「小田急サスペンス劇場」です。これについては、京王の謎解きイベント「危険なビーナス」一緒に触れました。どちらかというと「危険なビーナス」のほうが、その日にイベント期間終了だったのでネタバレ可能で、メインとして書いています。「小田急サスペンス劇場」のほうは2月末までイベント期間になっていたので、ごく簡単に触れるにとどめています。
 「小田急サスペンス劇場」はその名のとおり小田急が主催した謎解きイベントです。制作はおなじみタカラッシュ!社でした。12月4日にマダムと一緒に「危険なビーナス」をプレイしたのでしたが、そのわずか2日後に単独プレイを試みたのでした。実は「危険なビーナス」は4日のうちに解ききれず、続きをやらなければならなかったのですが、そのために多摩センターまで行かなければなりませんでした。折良く、マダムが6日に柿生で仕事しており、そこから多摩センターなら近いこともあって、多摩センターで私と落ち合って謎解きを進めるということにしたのでした。私のほうは、午前中に生徒がレッスンに来ており、午後がまるまる暇でしたので、それなら小田急の謎解きにチャレンジしようと考えたわけです。
 謎解きにどのくらいの時間がかかるのかわかりませんでしたが、そうそう5時間も6時間も要するということはないでしょう。マダムと多摩センターで待ち合わせるのは18時半くらいということにしており、なんとか間に合うのではないかと考えました。それで、11時半頃に家を出ました。
 パンフレットは事前に入手してあり、まずは新宿駅に向かうということはわかっていました。ここで最初の謎解きがあります。
 このイベントには、「新人ルポライターが巻き込まれた 引き返せない急行列車と ファインダー越しの三つの事件」とサブタイトルがついています。主人公は「週刊TRUSH」というひどい名前(ゴミ!)の週刊誌の新米女性記者という設定で、プレイヤーは彼女に成り代わって謎を解いてゆくわけです。
 「三つの事件」ということで、それぞれの事件の起点となる3つの駅があり、それを導き出すパズルがパンフレットに記されています。その駅に行って指示どおりに動くと、次に行くべき駅を示す第二のパズルが明示されます。その第二の駅に行って第三のパズルを解くと、事件の真相が明らかになるという仕掛けでした。従って、とりあえずは6つの駅を訪れる必要があることになります。
 事件の起点となる駅を割り出すパズルは、実際に小田急に乗らなくても解けます。そんなに難しくなかったので詳細は省略しますが、下北沢・相模大野・秦野の3駅です。秦野なんてところまで行くのか……と、事前にパズルを解いたときに私は眼を瞠ったものでした。
 新宿駅では、西口地下のエレベーターホールにあるオブジェがカギになっていました。オブジェを模した解読盤がパンフレットに描かれていて、その解読盤により文字を拾います。「こうきしん」「じょうねつ」という言葉が導かれました。
 それぞれの事件を解き、真相のキーワードを特設サイトに送信すると、事件ごとのエンディングと同時に「新人ルポライターとして大事なもの」というもうひとつのキーワードが得られることになっています。実は新宿駅のオブジェで出てきたふたつの言葉もこの「大事なもの」で、事件を解決して出てくる3つの「大事なもの」と併せて合計5つの言葉が、最後のほうで必要になってきます。

 エレベーターホールでふたつの「大事なもの」を得てから、「小田急1日全線フリー乗車券」を購入します。あちこちで乗り降りするので、謎解きイベントのときには重宝するのですが、東京メトロ600円、都営交通700円、京王900円などに対し、小田急はさすがに運転区間が長いだけあって、2000円もします。「小田急サスペンス劇場」は特に謎解き用のキットを買ったりする必要はないのですが、1日券だけでそれに匹敵する値段なのでした。
 新宿発12時46分。まずは下北沢で下車します。5分ほどで着いてしまいます。まずは美術館から「美女の涙」なる緑色の宝石が盗まれたという事件です。
 下北沢は昔は家の最寄り駅のひとつだったこともあり、それなりによく知っていたのですが、小田急が地下にもぐったのちの再開発がはじまると、さっぱりわからなくなりました。パンフレットの文章のとおりに構内を歩きますが、全然知らない道筋でした。貼ってあったステッカーで文章の穴を埋め、それからコンコースに入り直して、そこに飾られているパブリックアートをカギにして次の駅名を割り出します。さきほど埋めた文章によると、このパブリックアートの「涙の出る場所」を左から読めば良いようでした。
 そこで、「眼」が描かれている場所をパンフレットの解読盤で参照すると「レッ」「シャノ」「バショ」という文字が出てきて、さらにその絵の中でロマンスカーが描かれている場所を参照したところ「シン ユリ」「ガ オカ」と出てきました。
 下北沢発13時09分、快速急行電車で新百合ヶ丘へ向かいます。
 新百合ヶ丘では、駅ビルに入ったところにまたステッカーが貼ってあり、それをカギにしてパズルを解きます。5角形が並んでいる図形で、角になっている丸印のいくつかが彩色されており、その色でもってなんらかの言葉を割り出すというパズルでした。5角形が五十音表の行を表し、それらの角が母音を表すということはすぐにわかります。
 盗まれた「美女の涙」がニセモノであることは下北沢のステッカーで明かされていましたが、この5角形パズルによって、ホンモノは緑色でなく赤色であることが示されました。駅ビルにもう少し踏み入ったあたりにある柱が、またパンフレットの解読盤に対応しており、それによると宝石の正しい名前は「太陽の涙」だとか。
 この「太陽の涙」が第一の事件のキーワードで、これをサイトに送信すると、美術館の館長を問い詰める展開になり、館長が「太陽の涙」を私蔵してニセモノである「美女の涙」を展示していたことを白状するのですが、実は私はここでは送信しませんでした。私はスマホを持っておらず、持ってきたwi-fiタブレットはwi-fi環境のある場所でないとネットに接続できません。新百合ヶ丘駅周辺には、wi-fi環境のありそうな飲食店などもありましたが、先も長いことだし、ここで早くも飲食店に入って腰を落ち着けるのも考えものです。送信などはあとでまとめてやることにして、次の事件の起点駅である相模大野に向かうことにしました。新百合ヶ丘発、13時34分。

 相模大野駅で下りて、パンフレットの記述のとおりに歩くと、駅前のデッキを駅ビルに沿って西側の跨線橋に行くことになりました。駅前では何かイベントをやっているのか、和太鼓の音が聞こえました。
 跨線橋のゲートの部分に描かれた図案がカギになっています。図案と同じ形のモティーフを解読盤から拾うのですが、解読盤のモティーフには彩色されています。青、緑、赤、ダイダイ色があるのですが、実はこれ、小田急の路線図における各駅停車・準急・急行・快速急行の色分けに相当します。モティーフが拾えたら色別に○をつけてゆくのですが、そうすると路線図の一部みたいなものが出来上がります。
 一番右は青と緑だけ、真ん中と左は全部○がつきます。つまり、各停と準急だけ停まる駅、それから2連続で快急まで全部停まる駅になっているところを見つければ良いことになります。路線図を参照すると、これに相当するのは2箇所あり、「玉川学園前~町田~相模大野」「厚木~本厚木~愛甲石田」です。なお「はるひ野~永山~多摩センター」は準急が通っていないので条件にあてはまりません。
 問題文には、「ここではない」いちばん左側の駅に行けとありました。「ここ」は相模大野ですので、答えは愛甲石田となります。相模大野を13時57分に出発しました。

 愛甲石田などという駅に下りたのははじめてです。昔は「愛甲郡石田町」だったからこの駅名になりましたが、現在は厚木市内に含まれており、ごく普通の郊外駅という趣きでした。
 ここでの問題はけっこう難しく、愛甲石田を出発したのは14時33分でした。メドがつくのに20分かかったわけです。しかも完全に解ききってから乗ったわけではなく、電車に乗ってから最終解を割り出しました。
 まずおなじみの手がかりステッカーがなかなか見当たりませんでした。ちょっと見のがしやすい場所にあったのです。そして、その手がかりの意味がこれまたなかなかわかりませんでした。何度か駅の階段を上ったり下りたりし、そしてまったく偶然に第二のステッカーが階段の途中にあるのを発見し、それからようやく第一のステッカーの手がかりの示すこと──つまり解読盤に描かれたいろいろな図案を、五十音表における位置にあてはめるということを理解できたのでした。
 解読盤には階段のような罫線が描かれ、そこに人の図案や車椅子の図案、禁煙マークなどが雑然と置かれています。そして「人々が[   ]にいるとき云々」という文が書かれており、そのカッコ内を第一のステッカーで埋めれば良かったのですが、埋める言葉は「ちふれ」……安くてしかも品質が良いとされる有名な化粧品メーカーの名前ですので、しばらく迷わされました。人型のマークがあるのが、五十音表における「ち」「ふ」「れ」の位置にあると気づけば解読できます。「したへむかい、[禁煙マーク]の位置を見よ」となるのですが、禁煙マークそのものが「た」の文字に相当するのでまた惑わされることになりそうです。しかし私は、第二のステッカーをすでに発見していたため、実際の階段の[禁煙マーク]に相当する位置にその第二のステッカーがあるということだとすぐに理解したのでした。やや邪道という感じではあります。
 第二のステッカーによって得られた次の問題のカギも、五十音表にもとづくものでした。書かれた数字を、かつてのポケベル通信よろしく文字に変換(実際には、数字を和名で「ひとつ」「ふたつ」などと呼んだときの最初の文字)し、その数字につけられた矢印に従って五十音表を辿ると答えが出てくるという按配です。第二の事件で有名な俳優が一緒に歩いていたとされる女性の正体がこれで明かされます。なんのことはない「母親」でした。

 私はこれもサイトに送信しないまま、第三の事件、消えた芸術家の謎の起点である秦野に向かいました。
 秦野で下りたことはありませんが、乗ったことはあります。ずっと前、平塚に住んでいる友人を訪ねた際、帰りにその友人がなぜか秦野駅までクルマで送ってくれたのでした。
 この駅の問題は、駅を出たところのロータリーにあるオブジェを用いたものでした。パンフレットをそのオブジェにくっつけて動かしたりする必要があり、混んでいるときはけっこう大変なのではないかと思われました。2題ありましたが、1第めでは「KAI」、2題めでは「SEI」という答えとなり、次に向かう駅は開成とわかりました。
 開成はたぶん小田急でいちばん新しい駅で、私が中高生くらいだった頃にはまだありませんでした。それが、いつの間にか急行まで停まる駅になっていて驚きます。ただし快速急行はまだ停まりません。小田原線の快速急行は、新百合ヶ丘以遠では急行と同じ停車駅……ということがしばらく続きましたが、数年前の改正で急行だけ開成に停車することになったのでした。その後も、「新松田から急行になる快速急行」というのをよく見るようになりましたが、これは要するに「開成に停車する快速急行」ということです。小田急には「一部の急行は通過」する経堂のような駅もあるので、開成も「一部の快速急行は停車」ということにしておけば良さそうなものですが、何かこだわりがあるのでしょうか。
 秦野発14時59分。ここからは駅間がけっこう開いており、開成までたった3駅なのに、15分近くかかりました。
 はじめて下り立つ開成駅は、郊外というよりもかなりローカル駅の色合いを帯びていました。駅前広場などもまだできていません。そのかわり駅前公園があって、ロマンスカーの先頭車輌がディスプレイされたりしていました。それがカギで、ロマンスカーの愛称名「はこね」のローマ字読みを、解読盤の文字群から探せという問題でした。文字群にはところどころブランクがあり、そのブランクに入る文字がおなじみのステッカーで明かされています。
 「HAKONE」のうち、H、A、Kまではすぐ見つかりますが、O、N、Eの文字は見当たりません。しかし「1」があったのでこれのこと(ONE)だろうと判断しました。それらの文字を結ぶと、結んだ線上に「大」「騒」「動」の文字が拾えました。これが第三の事件の答え──失踪した芸術家の最後の作品の名前──となります。

 さて、順当に進んでくると、ここまでで「新人ルポライターとして大事なもの」が全部わかるはずです。しかし、私は答えを送信していないので、まだそれらがわかりません。
 しかし、「大事なもの」をどう扱うかはパンフレットに書かれていました。5つの「大事なもの」を、いわゆるスケルトンと呼ばれるパズルにあてはめるのです。そしてそのスケルトンの中で、指定されたマスに入っている文字を拾うと、最後に訪れるべき駅が割り出せるということでした。
 私は、わかっている「じょうねつ」と「こうきしん」だけをスケルトンに入れてみました。5文字のワードはこのふたつだけだし、スケルトンではそれが交差しているので、「う」の文字で交わるのは明らかです。だから間違いなくあてはめることができました。
 すると、それだけで拾うべき7文字中3文字が判明したのでした。

 ──□し□゛□□つぎ

 3文字目と、7文字目「ぎ」の濁点は解答欄の枠にもともとつけられていました。
 これらの文字列がそのまま含まれている駅名はありません。しかし、最後の2文字は「次」に違いありません。
 ところで、ここまでの下車駅は、すべて急行停車駅であり、しかもいちども逆向きに乗っていません。ひたすら先へ進んできました。
 イベントタイトルの副題にある「引き返せない急行列車」は、このヒントになっていることに気がつきました。つまり、最後の駅は開成より先にある急行停車駅です。そんな駅は、小田原しか存在しません。
 とすると、スケルトンの答えは「あしがらのつぎ」に決まっています。足柄駅は、小田原の手前の駅です。
 まさか小田急の終点・小田原駅まで到達するとは思いませんでした。江ノ島線や多摩線には入り込みませんでしたが、小田急の本線である小田原線を、文字どおり隅から隅まで利用した感じです。
 さて、小田原に向かうことがわかったら、本来ならまた特設サイトに報告しなければなりません。しかし、私のタブレットではネットにつながりませんし、開成駅附近にはwi-fi環境のありそうな飲食店などまったく見当たりませんでした。報告すると小田原駅に着いてからの行動が示されると思うのですが、どうしようもないので、とにかく小田原駅に移動しました。開成発は15時26分で、7分ほどで小田原に到着しました。
 小田原で、とにかくwi-fiの入っている店に入ろうとしました。実は昼食も摂っていないので、空腹でもあります。マクドナルドあたりがいちばん簡単なのですが、小田原駅前には見当たりません。少し裏道に入ってみるとカフェベローチェがあり、wi-fiが使えるようなので、そこに入ってサンドイッチと飲み物を注文しました。
 早速特設サイトを呼び出し、第一の事件の答えから入力しようと思いました。
 ところが、入力欄に記入してエンターキーを押しても、何も起こりません。
 そもそも、サイトにあるはずの「送信ボタン」が表示されていないのです。
 いろいろ試してみましたが、どうも私のタブレットが旧型過ぎて、ブラウザが特設サイトに対応していないということであるようでした。実はこの前の鉄道探偵のときも同じことが起こったのでした。
 これは困りました。送信するには帰宅してパソコンからやるしか仕方がなさそうですが、これでは小田原での行動がわかりません。
 パンフレットをじっくり眺めてみると、どうやら小田原駅附近にとあるオブジェがあり、そのオブジェについている赤丸や緑丸、双葉マークのようなシンボルを数えて、その数を解読盤にある空欄に書き込むという作業が必要であるようです。解読盤全体は、壁の少ない迷路みたいな形になっており、数字を書き込んだ空欄がスタートになって、そこから壁にぶつかったときだけ向きを左か右に変えつつ、星形にアルファベットが書かれた出口まで進むというパズルになっていました。書き込んだ数字は、出口までに向きを変える回数を意味しています。入口と出口は6つずつあって1対1対応しているわけですが、そのとき辿ったルートが通った文字を拾うと、隣に書かれている指示分の空欄が埋まるのでした。ただし文字はブランクになっているところもあります。
 一見、これでは手のつけようがないかに見えます。
 ところが、このパズル面をよく見ているうち、出口から逆行できるのではないかと思いつきました。曲がる回数はわかりませんが、拾えそうな文字はなんとなく見当がつきます。主人公の名前である「マチコ」とか、「パソコン」などの文字が拾えそうなのです。
 しばらく試行錯誤していたら、結局すべての文字が拾えました。オブジェを見なくとも解けてしまったのです。
 指示文は、タカラッシュ!制作の謎解きではよくある、パンフレット自体を大胆に折り曲げるというものでした。パンフレットのあちこちに埋め草的に配置されているカットを重ねたり隣り合わせたり、その結果、

 ──操られていた! 3人の人物 事件の真犯人はこいつだ!

 という文章が浮かび上がってきたのでした。「こいつだ!」の横には折れ曲がった矢印があり、その矢印の先には、他でもない「週刊TRUSH」の編集長の姿が。
 あとで帰宅してから、パソコンでエンディングを見ました。つまり、弱小週刊誌であった「週刊TRUSH」を急成長させたとされるその編集長は、実はすべてヤラセというかマッチポンプで事件を作り出し、それをスクープ記事にさせて部数を伸ばしていたのでした。それを見抜いたマチコは、内部告発文を社長に届け、編集長に酬いを受けさせたという結末なのでした。
 小田原のオブジェは、結局見ることができませんでしたが、とりあえずクリアできたわけです。新宿のエレベーターホールの問題を解いたときから考えると、約4時間かかった計算になりそうでした。
 17時05分発の「メトロはこね90号」の特急券を求め、マダムとの待ち合わせに向かいました。1日券は特急券を別に買えば特急にも乗れるのです。「メトロはこね90号」は相模大野に停車するので、そこから各停電車に乗り換えて新百合ヶ丘に行き、さらに多摩線の急行で多摩センターまで行って、だいたい待ち合わせ時刻の少し前に到着しました。あとは上に書いたとおり、京王の謎解きイベント「危険なビーナス」の未解決部分をふたりで解いてから帰宅したのです。

 この「小田急サスペンス劇場」、つい先月──2月11日に、こんどはマダムが単独で挑みました。途中謎解きに困ったら電話してきなさい、と言ってありました。
 しばらくは大丈夫だったようですが、相模大野あたりから電話が来るようになり、そのあと愛甲石田からも、秦野からも、開成からも、小田原からも……つまり後半すべての駅で助けを求めてきました。ひとりで解決するには少々難しかったようです。
 私がプレイした日は、日曜でしたがそんなに他のプレイヤーは見かけませんでした。前半は何組か居たようですが、秦野以降はほとんど目につかなかったのでした。しかし、マダムのプレイ日は、イベント期間終了が近かったせいか、けっこう他のプレイヤーが居たようです。特にオブジェにパンフレットをかざしたりしなければならない秦野に多かったらしく、ちょっとやりにくかったかもしれません。
 それでも意気揚々と、カマボコなどをお土産に買って帰ってきました。楽しかったようです。

 1月21日にプレイした山手線の謎解きイベント「6枚の写真に隠された秘密」のリプレイも併せて書くつもりだったのですが、「小田急サスペンス劇場」の話だけでだいぶ長くなってしまいました。山手線のほうは次回書くことにいたします。

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