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『セーラ』オーケストラ練習開始 [お仕事]

 『セーラ』の新ヴァージョンによるオーケストラ練習がはじまりました。
 今日から4回、オーケストラのみによるリハーサルをおこない、その4回目のあとに引き続いて歌との合わせ、いわゆるオケ合わせをやって、あとはホールリハーサルとなります。長い曲なので練習もなかなかタイトなのですが、どうなることかワクワクしています。
 何しろ今回は「ほぼフルオケ」編成です。まあ弦楽器の数は少ないし、クラリネットは1本だし、ファゴットの代わりにテノールサクソフォンとバリトンサクソフォンを使っているし、金管も標準編成よりはコンパクトとなっていますが、それでも立派なものです。自分の作品が標準に近い生オーケストラで演奏されることには、かつてない喜びを覚えます。
 前にもちょっと書いたかもしれませんが、私が自分のオーケストラ作品を音にしたのは学生時代以来です。東京藝大在学中に、「大学祝典序曲」「生々流転」「私事」の3曲を音にすることができました。「大学祝典序曲」は管弦楽法のクラスの試演会に出品したもので、内容的にも試作という色合いが強かったため、作品リストには載せていません。ただ一年上級だった佐橋俊彦さんに妙に気に入られた記憶があります。
 「生々流転」は3年生の課題作品で、成績上位4人だけ音にして貰えたのでした。ガムラン音楽の構造を西洋音楽のオーケストラに持ち込んでみたというけったいな作品でしたが、指揮者があまりガムランに詳しくなく、しかもリハーサル回数が限られているからというのでオーケストラメンバーにはガムラン云々のことは伝えなかったとかで、いまいちよくわからない演奏になってしまったのは残念でした。
 「私事」は4年生のときの大学祭出品作品です。あんまり作曲に充てられる時間がなく、わりと雑な部分が多かったように思います。

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自転車と私 [趣味]

 久しぶりに、ピアノ教室まで自転車で行ってきました。
 去年の秋に自転車で電柱に激突する事故を起こし、くちびるに歯が突き刺さって6、7針縫ったり、人差し指を骨折したりする大騒ぎになって以来、あまり自転車で長距離は走っていません。
 あの事故で、自転車そのものは奇跡的にほぼ無傷で、車輪がひしゃげもしなかったしフレームが歪みもせず、その後も近所の買い物などには元気に自転車で出かけていますが、片道30分40分かかる場所に行くのは、まだなんとなく不安が残ります。
 具体的に言うと、ピアノ教室、板橋巣鴨教会への往復に、以前は自転車を使うことが多かったのでした。
 板橋というのは演奏家協会関連全般で、大山文化会館であったり、その近くのグリーンホールであったり、あるいは会議のためそのあたりの区民集会所に行ったりすることを含みます。実のところ電車で行こうとすると赤羽池袋で乗り換えねばならず、四角形の三辺を行くようなものなので、板橋関連については自転車のほうが早く着いたりします。徒歩と電車だと所要時間45分を切るのは困難ですが、自転車だと40分を切ります。
 巣鴨教会はChorus STの練習場所です。巣鴨と名がついていますが、実際にはJRでは大塚駅が近く、メトロ丸ノ内線新大塚だともっと近くです。ここへは特に自転車のほうが便利というわけでもなく、50分ほどかかるのですが、交通費節約のために以前はよく自転車で行っていたのでした。もっとも、最近はChorus STの練習の前にクール・アルエットの指導が入ることが多いため、ほぼ電車移動となっています。

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スーパーマーケットの閉店 [世の中]

 私の家の近所が、スーパーマーケットの激戦区であることは前にも書きましたが、残念ながら本日、その有力な一軒が閉店しました。
 川口銀座とも呼ばれている樹モール商店街の入口近くにあり、お客の動員数でも一二位を争っていたと思われる「ザ・プライス」です。
 ご存じのかたも多いでしょうが、「ザ・プライス」はイトーヨーカドーのロープライスチェーンです。この店もかつてはイトーヨーカドーでした。サッポロビール工場の跡地に建設されたショッピングモール「アリオ川口」のテナントとしてイトーヨーカドーが入った頃、もとからあったイトーヨーカドーがザ・プライスに模様替えしたのでした。
 私が川口に越してきたのは32年前ですが、その頃はもちろんイトーヨーカドーです。当時はまだ、そんなにスーパーが多かったというわけでもなく、私が利用しているのはそのヨーカドーと、トポスという店でした。トポスはダイエー系のロープライスチェーンで、当時としては圧倒的に安く、特徴的な黄色いレジ袋は、京浜東北線の電車の中でもよく見かけました。つまり、電車に乗って川口のトポスに買い物に来ていた人も多かったということです。
 そんなに安かったのに、あるいはそんなに安かったがゆえに、トポスは間もなく閉店してしまいました。川口店だけでなく、他の店舗も次々と閉店してしまったようです。ダイエーにはすでに、ロープライスチェーンを維持できる体力が無かったのかもしれません。

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仕事漬けの10連休 [日録]

 ようやくひと息つける状況となり、安堵しております。
 5月1日草津温泉から帰ってきて日誌を書きましたが、それ以来本当に忙しく、日誌を含めて他のことを顧みる余裕がまったくとれませんでした。
 世間では10連休とかで、滅多にない大型連休を満喫した向きも多いと思いますが、私の連休は、ほぼほぼ仕事で埋め尽くされていた観があります。
 初日である4月27日(土)は、まだ多少の余裕がありました。この日はChorus STボランティアコンサートがあり、いつもの中野富士見町の特養ホームに行っていました。春のボラコンなので、私の作った春の歌メドレー『春の情景』を中心として、「バラが咲いた」「また逢う日まで」といったナツメロなどを歌ってきました。いつもよりもお年寄りたちのノリが良かった気がします。『春の情景』など素人にはちょっと歌いにくい音域に移調してある歌もあるのに、入居者が一緒に歌っている気配が濃厚に感じられました。
 15時過ぎという、比較的早い終演ではあり、いつも寄って打ち上げをしていたそば屋が廃業してしまったこともあり、近くの喫茶店で軽くお茶を飲んだだけで解散しました。その喫茶店も16時には店を閉めるということで、なかばせかされた感じです。新宿あたりで打ち上げ直そうかという話もありましたが、清水雅彦マエストロも、団長の田川くんも急ぎの用があって先に帰ってしまったとあって、なんとなくそのまま流れ解散となりました。私が帰宅後作業を進めていたのは言うまでもありません。

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草津温泉雨中行 [旅日記]

 今年のゴールデンウィークは、いろいろ差し迫って大変なことになりそうでした。
 板橋オペラで再演される『セーラ』の再オーケストレーションに手間取ってしまい、例年なら連休に入る前に全データを揃えて印刷・製本担当に送り、私はお役ご免になるところ、まだ終わっていません。まあ、あと残っているのは最後の三幕二場だけで、このシーンは短い上に、後半は序曲の合唱がほぼそのまま使われるので、たぶんあと2日もあれば仕上げられるとは思いますが、それにしても遅れています。
 今回はほぼフルオーケストラになります。弦5部に、木管は全7本。クラリネットがひとりで、ファゴットの代わりにテノールとバリトンのサクソフォンが入るという変則編成とはいえ、ほとんど二管編成に近い楽器構成となります。金管も、ホルン・トランペット・トロンボーンが各2本ずつという豪華版です。ホルンが普通は4本だとか、トロンボーンの1本をバス・トロンボーンにできなかったとか、いくつか瑕疵はあるものの、充実した音が見込まれます。金管だけのアンサンブルの部分すら可能です。それに打楽器もふたり確保しています。さすがに予算の関係でティンパニは入れられませんでしたが、その代わり本式のドラムセットが加わります。あとハープも参加します。ほぼ二管編成と言って良いでしょう。
 ところが、フルオーケストラのパート数を舐めていました。全部で22パートあり、前回の16パートより6パート増えています。これが案外ばかになりません。1場分のパート譜を作るのに、丸一日では足りないので、われながら驚きました。

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