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第14回自主演奏会 [お仕事]

 昨日は疲労困憊で寝てしまい、日誌を書けませんでした。
 のっけから妙なことを書いて恐縮です。実は昨日は、川口第九を歌う会第14回自主演奏会があったのでした。
 何度も書いていますが、簡単に説明すると、年末にベートーヴェン第九交響曲を演奏するという趣旨で結成されたのが川口第九を歌う会で、当初はその名のとおり第九だけ歌っていたのですが、何年か経つうちに、他の歌も歌おうということになったのでした。第九のほうは川口総合文化センターリリアの年中行事として組み入れられているので、毎年予算が下りますが、他の歌を歌うとなると予算は出ません。それで、会費その他の収入を積み立てておいて、2年に1度、自主演奏会を開催するようになったのでした。
 いままで、モーツァルトフォーレヴェルディなどのレクイエムブラームスドイツレクイエムグノーなどのミサ曲ヘンデル『メサイア』メンデルスゾーンの合唱付き交響曲「讃歌」やオラトリオなどを演奏してきました。モツレクやドツレクなどは複数回やっています。
 それが今回で14回目となり、会も設立30年を迎えるとあって、なかなか気合いの入ったプログラムとなったのでした。
 メインはシューベルトミサ曲第6番です。これ自体は、まあ結構な長さがあるとはいえ、そんなに「大変」というような曲ではないかもしれません。
 ところが、問題は前座なのでした。

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『セーラ』再演 [日録]

 『セーラ──A Little Princess』の再演がおこなわれました。2015年に初演した作品ですが、今回は何度も書いたとおり、オーケストラを全面的に改稿しました。2月末から5月はじめくらいまでは、他の仕事も少しずつ入りつつではありましたが、『セーラ』のオーケストレーションにかかりきっていました。
 作曲家にとって、初演よりも再演のほうが嬉しいものだったりもします。初演というのは自分の書いたものがはじめて音になるということで、もちろん嬉しさはひとしおなのですが、再演となると、初演に参加した人々であるとか、初演を聴いた人々であるとかが、ぜひあれをもういちど……と熱望されないと、なかなか実現しません。
 まあ、作曲家側の企画として再演がおこなわれることもありますが、これはややお手盛りな感じがして、再演の喜びというにはあたらないかもしれません。私で言えば、個展「この歌のとどくかぎり」で採り上げた曲などがそれにあたります。このときは、私は新作を用いず、かつてどこかで初演された曲だけでまとめてみました。
 しかし今回の『セーラ』再演は、ほぼ私のあずかり知らぬところで決定され、企画が動き出していたのです。「あれをもういちど上演したい」と考えた人が、思いのほか多かったということなのでしょう。こういう経緯ではじめられた再演企画というのは嬉しいものです。 歌手も、何人かの例外を除いて、ほとんどの人がふたつ返事で再演を承知した感じでした。役付きの中で、初演の際と歌手が代わったのは、前回の小林実佐子さんが子育て中のため辞退したベッキー、前回の佐藤真弓さんが体調を崩してしまい辞退したロッティ、前回の宮内直子さんがやはり体調がよろしくなく辞退した料理番の3人だけです。なおベッキー役は前回小林さんのアンダーを務めていた梅澤芳野さん、ロッティ役は公募で抜擢された谷口彩子さん、料理番役は前回アンサンブルとしてオンステしていた齋木智弥さんが演じました。料理番は前に女性であったのが今回男性になったわけですが、もともと、どのパートでもOKとして作ってあります。

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高齢者の自動車事故 [世の中]

 このところ仕事が立て込んで、世の中の動きなどにあまり関心を向けられない日々が続きました。令和への御代替わり、その新しい時代の最初の国賓として来日したトランプ大統領の心底楽しそうな様子、米中経済戦争の深刻化と追いつめられたファーウェイ、問題山積で当方としては怒りをあらわにすべきところなのに韓国相手にヘラヘラと愛想笑いばかりしていた岩屋防衛大臣のていたらく、等々、いろいろ気になっている話題はあったのですが、それらについて自分の見かたや意見をまとめるだけの余裕が無く、すべてスルーしてしまいました。
 そんな中で、ここ最近やたらニュースを耳にするのが、高齢者による自動車事故と、ひきこもりの中年男が殺したり殺されたりする事件の連発です。
 これらについても、個々の事件のディテールについて発言できるほど詳しく承知してはいないのですが、この種の事件がいきなり連発するようになった背景については、やはりいちど考えておかなければならないような気がします。

 まず高齢者ドライバー事故の皮切りとなった、池袋での暴走事件ですが、これが特に世間の話題になったのは、事故を惹き起こした当人が、かつて高級官僚として功成り名遂げ、国から勲章まで貰った人であったということと、母子を轢き殺しているのになぜか逮捕されることがなかったという、多くの人々の首を傾げさせる展開によるものでしょう。
 逮捕されなかったことについては、逮捕状発行の手続きを根拠に、別に不当なことではないと擁護する説明をしてくれる人も居ましたが、その後連続して起こった高齢者ドライバーによる事故では、だいたいもれなく逮捕されていますので、やはり池袋事件での措置が目立つのでした。

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