SSブログ

「三国志」展を観る [日録]

 上野国立博物館に、「三国志」展を見に行ってきました。川口駅で私がちょうどいつも下りるあたりに、国立博物館の「三国志」展と、科学博物館恐竜展の広告が並んで設置されていて、両方とも行きたいと思っていたのでした。ただ、先日上野で観光ボランティアをやってきたマダムによると、夏休みに入ってから恐竜展のほうはお子様の動員がものすごいそうで、ちょっと怖じ気をふるいました。9月になって学校がはじまってから行ったほうが良いかもしれません。
 その点「三国志」展はそこまで混まないのではないかと思いました。恐竜よりは高年齢向けではないかと思います。私自身が興味を持ったのもせいぜい大学生時代以降です。休日には客が押し寄せるかもしれませんが、平日ならさほどのこともありますまい。
 しかしながら、コーエーのゲームという端倪すべからざる伏兵も居て、中高生のファンが居ないとは言えません。まあ、当たって砕けろというつもりで今日出かけてきたのでした。
 ちなみにマダムは三国志には特に興味は無く、今日は私と一緒に出て、パナソニック汐留美術館でやっている「マイセン動物園」展を見に行きました。興味の方向が違うので、こういうこともあります。前にも同じ日に別々のミュージアムに出かけたことがありました。
 パナソニックの美術館は新橋下車になりますので、私は上野でマダムに別れを告げて電車を下り、まずはメトロ日比谷線の乗り場に向かいました。国立博物館とは真逆の方向ですが、これには理由があります。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

京アニ放火事件 [世の中]

 京都アニメーションのスタジオ放火事件──と言うよりも爆破テロと呼んだほうが正しいかもしれませんが──には驚きました。40リットルのガソリンを撒いたところに火がつけられ、ほぼ一瞬にして大爆発が起こったのでした。テレビでは繰り返し現場の様子が映されていましたが、建物の窓からはいつまでも黒煙が上がり続け、壁も焼け焦げていました。
 34人が死亡し、あと30人以上の重軽傷者が居て、あるいはその中からまだあらたな死者が出るかもしれません。火災での死亡者数としてはホテル・ニュージャパン事件を上回り、戦後第何位だかの被害となりました。またひとりの犯人による殺害数としては、戦後最大と言われた先年の相模原の養護施設での事件を軽々と更新し、また戦前の津山事件横溝正史「八つ墓村」のモデルになった)をも超え、最悪の結果となってしまいました。
 しかも、死傷した人々は、ただの一般人ではありません。いや、人の価値に区別をつけようというのではありませんが、いずれも優秀なアニメーターであり、監督であり、プロデューサーであって、余人をもって代え難いという意味において掛け替えのない人々が、一瞬のうちに散ってしまいました。
 京都アニメーション(京アニ)といえば、きわめてハイクオリティな作画で知られています。テレビ用作品でも、まるで映画のような美麗な画面で仕上げられており、京アニ作品であることは私などが見てもすぐわかるほどでした。最近私が視聴していた作品としては、高校の吹奏楽部を舞台にした「響け! ユーフォニウム」とか、社畜OLと人化した龍との交流を描いた「小林さんちのメイドラゴン」とか、地球とはちょっと違った世界で手紙代筆業に携わっている少女を扱った「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」などがあります。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

ホワイト国外し [世の中]

 韓国へのフッ化水素などの輸出において、ホワイトリスト(最恵国)から外すという話を日本政府が発表した途端、向こうでは蜂の巣をつついたかのような大騒ぎになっているようです。
 別に禁輸するという話ではなく、普通に手続きを踏めば買うことができるのですが、連日の騒ぎを見ていると、もう韓国の半導体産業はこれでおしまいだ、みたいな雰囲気になっているようで、日本の国際法違反だの、WTOに訴えてやるだの、世界が憂慮しているだのと、まあ報道機関も政府もてんやわんやになっています。
 もちろん国際法にはなんら抵触していません。WTOもそんなことを訴えられたら困るでしょう。
 要は、一括審査で簡単に輸出許可が出ていたものを、個別に審査することにした、というそれだけのことであって、世界のほとんどの国に対してはそういう扱いです。わかりやすく言えば、いくつかの、きわめて信用できるお得意様に対してだけは、短時間で審査の済む特別窓口を用意していたのが、こんどからその特別窓口の利用資格が取り消されるので、普通の窓口に並んでくれ、という話です。
 その特別窓口を利用できる国のことをホワイト国というそうですが、こんな言いかたはこのたびの騒ぎではじめて知りました。ホワイト・カントリーなどというとコナン・ドイルの歴史小説のタイトル「ホワイト・カンパニー」を連想してしまいます。
 ホワイト国になるには、よほどの実績と信用がなければ無理なようで、実際EUほか、韓国をホワイト国扱いしているところはほとんど無いのでした。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

『星空のレジェンド』第5回公演 [日録]

 あいにくの雨がちな七夕です。今日は『星空のレジェンド』の第5回公演があったので、平塚まで行ってきました。平塚といえば「関東三大七夕祭り」のひとつである盛大な七夕祭りを開催する街として有名です。平塚駅の発車メロディも「たなばたさま」です。
 もちろん『星空のレジェンド』という企画自体が、その平塚の七夕祭りに乗っかる形ではじまったわけです。七夕の縁起である牽牛・織女の物語を微妙に洋風にアレンジした台本に基づいて作られたオラトリオです。
 第1回以来、毎回七夕祭りの前後、6月末から7月上旬ころにかけて公演が開催されました。しかし、ちょうど7月7日となったのは今年がはじめてでした。
 今日聴きに行くにあたって、オーケストラ版を仕上げて持ってゆきたいと考えていたのですが、残念ながら果たせませんでした。去年のうちに前半6曲をすでに作り終えていたので、『セーラ』のオーケストレーションが終わってから再開すれば、だいたい間に合うかな、などと皮算用していたのですけれども、どうしたわけかあれこれとやらなければならない作業が相次ぎ、落ち着いて『星空のレジェンド』のオーケストレーションに取り掛かる余裕が得られなかったのです。
 そんなに大きな作業が入っていたわけではないように思われるのに、私の気分的には全然暇が無かった感じで、なんだかあたふたしているうちに7月に突入してしまったという印象です。
 これはいかんと思い、第7曲めのオーケストレーションをはじめはしたのですが、なんだかちっともはかがゆきません。もっと先に済ませなければならない他の作業が次から次へと生まれてくるみたいな有様です。
 

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)