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タッチパネルからの展望 [世の中]

 回転寿司屋にはちょくちょく行っているのですが、しばらく前からと較べると、だいぶ様変わりしてきた気がします。
 いちばん最初の頃の回転寿司は、調理場を客席がぐるりと取り囲んでいる形で、客席と調理場のあいだにベルトコンベアが動いていました。客は、ベルトコンベアの上を流れている皿を取っても良し、調理場に居る職人さんに直接注文しても良しということになっていました。もちろんいまでも、こういう形をとっている回転寿司屋も残っていますが、大手チェーンなどになると、あまり見られなくなりました。
 次に、調理場は隠れていて、ベルトコンベアが複雑なルートで客席の中を流れているタイプが出てきました。流れかたとしては現在もこれが主流かもしれません。空港の荷物受け取り場みたいな感じです。
 このタイプの初期の頃は、流れていない品物を注文する場合、インターフォンみたいな通話装置で調理場と話すようになっていたと記憶します。たいていは職人さんが
 「へい」
 と無愛想に答えて通話が切れました。
 その後、タッチパネル式が導入されました。各テーブルや客席に設置されているタブレット状のタッチパネルで、好きなものを注文します。調理場で寿司を握るほうも、人間の職人さんから、ロボットにだんだんと入れ替わってきたようです。いまや、運ばれてくる寿司が、人間が握ったのかロボットが握ったのか、回転寿司レベルの店では判別できなくなっています。寿司を握るときには、シャリの表面はばらけないように硬めに、内部は口に入れてほろりとほどけるべく柔らかめになるように、微妙な力加減を要求されるそうですが、そういう「職人技」はある程度高級な寿司店ならいざ知らず、回転寿司屋あたりでは客のほうも期待しておりませんので、ロボットでも良いのかなあと思ってしまいます。

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「不思議なキャンバスの秘密」解決篇 [趣味]

 3月15日(日)プレイした謎解きイベント「不思議なキャンバスの秘密」の解決篇です。
 こちらも「鉄道探偵と56年前の犯人」と同じく、3月22日でイベント期間が終了したので、当日の様子を振り返りながら記してみたいと思います。
 このイベントは、都電荒川線日暮里・舎人ライナーを用いたもので、「鉄道探偵」シリーズと同じくタカラッシュ!社の制作です。路線数が2本だけなので、謎解き自体もずっとライトになっており、ボリュームとしては鉄道探偵の半分以下です。しかし都電荒川線と日暮里・舎人ライナーという、平素あんまり利用することの多くない路線の沿線を愉しむことができて、半日でクリアできるあたり、お手頃なイベントなのでした。  
 日暮里・舎人ライナーの起点である日暮里から出発しました。昼過ぎに家を出たので、日暮里は13時半くらいであったかと記憶しています。私が券売機で「都営まるごときっぷ」を2枚買っているあいだに、マダムは駅に設置されている記念スタンプを手帳に捺そうとして悪戦苦闘していました。手帳はページの綴じしろに近いほうが湾曲しているので、スタンプを捺そうとするとどうしてもそのあたりがかすれがちです。結局うまく捺せず、私が渡した仕損じのコピーの裏紙に捺し直していました。
 都営まるごときっぷは、「鉄道探偵」のときにも毎回お世話になっている、都営交通の一日乗車券です。都営地下鉄、都営バスはもちろん、都電やこの日暮里・舎人ライナーにも自由に乗り下りでき、かなり使い勝手の良いパスです。東京メトロ24時間パスとは違って、その日のうちしか有効ではありませんが、バスなら4回、地下鉄でも最大4回(初乗り運賃区間で計算して)乗れば元が取れます。都内で2、3箇所用事のあるときなどは重宝します。

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「鉄道探偵と56年前の犯人」解決篇(その2) [趣味]

 昨日に引き続き、1月22日プレイした「鉄道探偵と56年前の犯人」の解決篇です。
 京王・過去篇をクリアした私たちは、下北沢でクリアキーワードを入手したあと明大前に戻り、笹塚都営新宿線直通電車に乗り換えました。1月15日に中断した岩本町まで一気に行きます。なおこの日の都営一日パス(都営まるごときっぷ)は、京王篇をはじめる前に購入してありました。
 岩本町であやしげな「新聞」である「TOEI TIMES」を貰うところまでやってあったわけですが、岩本町ではもうひとつ、都営・現代篇の依頼人布田ゲンダイのライバルである横山バクロからの情報提供を受けるという用件が残っていました。この横山バクロ、確か前の「消えた一億の謎」でも登場していた気がしますが、アスリートというわけではなかったと思います。ときどき、同じ名前でも年によって設定が違うということがあるのでした。
 横山バクロからは、問題の空欄を埋めるワードを入手します。

 「紅の四角に[羊]の大切なポイントを、翠の四角に[双子]の気をつけることを、蒼の四角に[1位]を、橙の四角に[12位]を謎7の空欄の上から下にひらがなで入れよ」

 このカッコの中が横山バクロから入手したワードです。で、文章の意味は、貰った「TOEI TIMES」の星占い欄を見ると判明します。牡羊座の「大切なポイント」は「ためらい」、双子座の「気をつけること」は「依存」、1位の星座は「山羊」座、12位の星座は「魚」座と書かれています。これを、「謎7」の空欄に入れるわけですが、この謎はよく見る文字付き迷路です。地下謎ではほとんどこればかりと言って良いような定番パズルです。

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「鉄道探偵と56年前の犯人」解決篇(その1) [趣味]

 1月15日(水)22日(水)プレイした京王電鉄都営地下鉄のイベント「鉄道探偵と56年前の犯人」のキャンペーン期間が終了しましたので、また解決篇を書いておきます。まあ、懇切なヒントも用意されているイベントなので、解けなかったという人はほとんど居ないでしょう。あくまでも自己満足のための解決篇です。
 東京メトロ主催でscrap社が制作している「地下謎への招待状」シリーズに較べ、鉄道探偵シリーズはストーリー性が強く、しかも毎年のストーリーがそれなりに連作のようになっているのが特徴です。私たちが参加したのは3年目からでしたが、その前の2回もやっておきたかったと惜しんでいます。登場人物の名前はだいたい京王と都営の駅名からとられており、前に出てきた人物が再登場したりすることもあって、なんだか昔なじみに会ったかのような錯覚を感じたりもするのでした。
 プレイヤーキャラと言うべき「鉄道探偵」は3代目だそうで、私たちが参加し始めた第3回のときは、まだ助手でした。それがその年の物語の最後でボスの2代目から事務所を任され、襲名することになっていました。で、今年の「56年前の犯人」には、

 ──これは、鉄道探偵が初めて「失敗」した事件。

 と副題がついています。この失敗した鉄道探偵は、初代という設定です。56年前というと1964年、私の生まれた年であり、前の東京オリンピックが開催された年でもありました。そして今年もオリンピックイヤーということで、今回のストーリーはもちろんオリンピックにひっかけています。物語中では、「トレイン大運動会」なる催しということになっていましたが。
 56年前の大運動会と、今年の大運動会に関連して、いずれも競技者の幼い娘が誘拐されるという似た事件が起こります。56年前の誘拐事件に取り組むのが初代鉄道探偵で、こちらが京王・過去篇。そして今年の誘拐事件に取り組むのが3代目で、都営・現代篇ということになります。もっとも、1964年当時の京王線がネタになっているわけではありませんが。

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いろいろ中止 [世の中]

 新型コロナウイルスの騒ぎで、今月は数多くのイベントが中止または延期の憂き目を見ているようです。人がたくさん集まるような催しの自粛が要請されて、演奏会などもずいぶん無くなってしまいました。観客も熱狂して大声でがなりまくるロックコンサートのたぐいはともかく、クラシックコンサートであればお客は黙っているし、ホールもおおむね広いわけなので、そんなに神経質に自粛しなくとも良いような気がします。実際、映画などは比較的安全な娯楽と見なされているようです。
 この時期に来日していたアンドラーシュ・シフのコンサートなどは、おそらく当人の希望と思いますがけっこう開催されていると聞きますけれども、それでもホール自体の閉鎖のために中止になった回などもずいぶんとあります。
 今月だけではなく、来月以降も次々と中止になっているようです。確かに今月中に騒ぎが終熄するなどという保証はまるで無いわけです。むしろ感染が拡がる一方ではないかという懸念がぬぐえません。
 コンサートに関して言えば、例えば4月、5月の開催予定であったとしても、3月中はリハーサルのために集まるのもちょっと抵抗があるような状態でしたから、練習とか準備が間に合わないという心配もあるでしょう。ものによってはずいぶんと先のイベントが中止になったりもしています。例えばマダムの学校の卒業生で作っている団体の演奏会など、7月に予定されていたのに中止になったそうです。
 オーケストラなどでも、現状では合わせがしづらいのではないかと思います。オケのメンバーの相互距離は、感染防止距離とされる2メートルよりもだいぶ近いはずです。弦楽器ならまだしも、管楽器あたりではやはりお互いに不安があるでしょう。

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「不思議なキャンバスの秘密」挑戦記 [日録]

 なんだか最近、謎解きイベントへの参加や解決篇のようなエントリーが多い気がしますが、今日もちょっとした謎解きイベントをプレイしてきました。「地下謎」「鉄道探偵」「ミステリーラリー」などのような、丸一日がかりのヘヴィーな謎解きゲームではなく、半日くらいでクリアできる、わりとライトな感じのイベントです。
 とはいえ謎解きではありますので、イベント期間が終わるまではネタバレ厳禁です。謎そのものもごくライトで、たぶんまったく解けなかったなどという人は居なさそうなのですが、それにしてもこれからプレイする人にネタバレするのは申し訳ないので、例によって曖昧な記述ばかりになると思います。
 今日プレイしたのは、「不思議なキャンバスの秘密」というイベントで、制作は鉄道探偵シリーズと同じタカラッシュ!社、主催は都営交通です。ただし今回は、都電荒川線東京さくらトラム)と日暮里・舎人ライナーの2路線だけが舞台となります。
 都営交通というと、まず思いつくのは都営地下鉄都営バスでしょう。都電荒川線と日暮里・舎人ライナーはわりと盲点になりがちです。「そういやそれも都営だったよな」と頭をかく人が多いのではないでしょうか。いや、都電のほうはまだ「都電」という名前だから納得できても、日暮里・舎人ライナーの経営が東京都であるとは知らない人がけっこう居るかもしれません。
 ともあれ、都営の一日パス「都営まるごときっぷ」では、都営地下鉄、都営バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーのすべてに乗ることができます。そして、今回はその「都営まるごときっぷ」を、かなり堪能するまで使い倒したと思います。

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新型コロナウイルス騒ぎ続く [世の中]

 今週はほとんど家の中で過ごしています。まあ今週はもともと、そんなに用事があるわけではなく、手帳も空白が多かったのですが、なんとなく出かけるのもはばかられるようで、最低限の買い物など以外にはほとんど外へ出ていません。
 言うまでもなく、新型コロナウイルスの流行のせいですが、それでなくとも花粉症のためにあんまり出歩きたくない季節ではあります。
 日本での感染は、増えてはいるようですが、その増加率は頭打ちになってきたようです。ただ、検査自体にある程度の制限がかかっているので、本当のところはわかりません。ただ少なくとも、重篤な発症者がさほど増えていないのは確かです。何人か死者は出ましたが、いずれも持病を患っているお年寄りで、合併症による物故であった可能性が高そうです。
 豪華クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の扱いでは、乗員乗客をなかなか上陸させなかった日本はだいぶあちこちから批判を浴びましたが、最近では結局それが正しい対応方法だったのではないかと評価されはじめているようです。イタリアで感染が早かったのは、この種のクルーズ船などの乗客を無防備にどんどん上陸させたためだろうと言われています。なお「ダイヤモンド・プリンセス」号は英国船籍で、USAの会社が運航しており、日本近海に居たのはまったくの偶然です。寄港を認めるか否かは日本政府の判断ですが、船の乗員乗客に対しては日本政府のコントロール下にあることではありません。それなのに、この船の感染者数を日本のデータに含めて数えている向きがあり、悪意ある曲解というものです。

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