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さんざんな一年でした [いろいろ]

 なんだかあっという間に年末になってしまいました。前回の更新からもあっという間でしたし、そもそも2020年のはじまりからもあっという間であった気がします。クリスマス前後にツリーを出したのですが、

 ──あれ? このツリー、ついこのあいだしまわなかったっけ?

 と思えてなりませんでした。別にずっと出しっぱなしにしていたわけではなく、普通に昨年の年末に片づけたはずです。それが「ついこのあいだ」に感じるほどに、今年一年の流れが速かったということになりそうです。
 たぶん、例年はさまざまな本番や行事があって、そういうものが一種のピリオドとなって時間の経過を感覚づけていたものを、今年はコロナ禍のためにそれらがほとんど流れてしまい、当方もそれにつれて流されてしまっていたのでしょう。行事が相次いだとしても、年齢を重ねるにつれ時間の、そして年月の経過は速く感じられるようになるものですが、それを考えた上であっても今年の過ぎかたは異常だったように思われます。
 本来予定されていた私が関係する行事がどのくらい流れたかは、前にもまとめたことがありますが、もういちどおさらいしてみます。
 板橋区演奏家協会のオペラ公演(6月)。今年は「ラ・ボエーム」の公演が予定されていましたが、まあ当然のように延期されてしまいました。メンバーの問題というよりも、ホール側として開催するわけにゆかなかったろうと思います。

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京王と小田急の鉄道謎解きイベント [趣味]

 12月4日(金)6日(日)に、また鉄道謎解きイベントに参加してきました。「地下謎への挑戦状」などの隆盛をまのあたりにしてか、近年、JRを含めいろんな鉄道で謎解きイベントを開催しているようです。この前プレイした房総謎解きイベント「放課後の手紙と消えた彼女」ももちろんそのひとつですし、同時期に開催していた「ちばたん」も同様です。JR東日本ではその他にも、山手線を舞台にした謎解きイベントもやっていて、いずれプレイしてみようと思っています。
 本家本元と言うべき東京メトロ開催の「地下謎」は、今シーズンは「密」を避けるため見送られました。昨シーズンの実績で言えば30万人だかが参加したそうで、そのため開催期間が長くとも、場所によってはプレイヤーがとんでもなく密集してしまうところも出てきているので、これはやむを得ないでしょう。昨シーズンで言えば、日比谷駅から日比谷シャンテに向かう「手形の回廊」ガーデンテラス紀尾井町のイベントホール、数寄屋橋公園などが集中ポイントで、ごった返しているという形容が適用できるほどにプレイヤーが集まっていました。
 同じくらいシリーズを重ねている都営地下鉄京王電鉄「鉄道探偵」はどうでしょうか。これも休日などにプレイすると、行く先々で黄色いパンフレットを持った人々に行き会います。例年だと1月なかばからイベントがはじまり、春分の日あたりで終わるスケジュールですが、今シーズンはいまのところ告知も出ていないようです。やはり見送りでしょうか。

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ヘンデルとラモー [ひとびと]

 このところヘンデルラモーのクラヴィーア曲(鍵盤作品)を少し集中的に弾いていました。別にどこかで披露するわけではなく、自分の愉しみのためだけです。いずれもベーレンライター原典版という版を使ってみました。
 ピアノ学習の上で、バッハはまあ必須と言って良いでしょう。インヴェンションからはじまって、平均律曲集イタリア協奏曲フランス組曲イギリス組曲パルティータと、どの段階であってもたいてい教本として使われます。バロック音楽の代表として、古典派・ロマン派の楽曲と併用して練習を課されるのが普通です。頂上と言うべきゴールトベルク変奏曲まで辿り着くのは少数でしょうが。
 次にドメニコ・スカルラッティでしょうか。バロック枠として、バッハの合間のように用いられることが多いようです。もちろんそこからのめり込んでしまって、やたらスカルラッティばかり手掛けはじめる学習者も居ます。スカルラッティの何百曲もあるソナタは、基本的には彼が家庭教師をしていた王女さまの練習曲として書かれたものだけに、易しいものからかなり難しいものまで取り揃えられており、さらに長さにさほどの差が無くいずれもコンパクトにまとまっています。そういうところから、好む人も多いのだと思われます。
 が、バロック枠の必須教材というのはだいたいそのあたりまででしょう。バッハやスカルラッティと同年(1685年)に生まれ、学校の授業で「音楽の母」などとも習った(そのせいで、最初女性だと思った人も少なくないかも)ヘンデルのクラヴィーア曲にまで手を伸ばす学習者はわりと少ないのではないでしょうか。

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大人の休日倶楽部に入会 [いろいろ]

 JR東日本に、「大人の休日倶楽部」というのがあって、50歳以上であれば入会できることになっています。これに入ると、JR東日本およびJR北海道で買う切符が、一律5%割引になります。なおこれは「大人の休日倶楽部ミドル」というヤツで、65歳以上になると(女性は60歳以上)「大人の休日倶楽部ジパング」という上位クラスに切り替えることができます。「ジパング」のほうは、JRグループが前からやっている「ジパング倶楽部」に連動しているので、東日本・北海道以外のJRにも適用でき、しかも割引率が30%になるのでした。ここまで割引されればずいぶん助かると思います。「ミドル」の5%というのは、やや微妙という感じではありますが、無いよりはマシというところでしょうか。
 運賃だけではなく、特急料金やグリーン料金なども5%割引になるようなので、合計すればけっこう大きくなるかもしれません。ただしグランクラスプレミアムグリーンなど、格の高いグリーン車については使えないようです。グランクラスになると、グランクラス料金だけでなく、特急料金すら割引適用外になってしまうようです。
 私は50歳になったとき、入会しようかどうかだいぶ迷いました。
 それが結局いままで入会していなかったのは、はたして元が取れるかどうかわからなかったからです。

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はやぶさIIの届け物 [世の中]

 小惑星りゅうぐうに着陸して試料を収集した日本の探査機「はやぶさII」が、試料の入ったカプセルを地球に届けることに成功しました。カプセルの分離がうまくゆかないのではないかという危惧も抱かれていたようですが、無事に予定どおり、オーストラリアの砂漠に落とすことができたのでした。
 小惑星に着陸して試料を持ち帰ったのは、先代の無印はやぶさをはじめとして、他の国の探査機でもおこなわれていましたが、表面を掘り返して(実際には人工クレーターを作って)地中の物質を採取したのははじめてのことで、日本の宇宙探査の快挙と言って良いと思います。打ち上げられたのは2014年12月のことでしたので、丸6年をかけた大プロジェクトでした。
 はやぶさIIが小惑星りゅうぐうに着陸したときのニュースは、私も人並みに感動して日誌にも書きました。これは2019年2月のことでしたが、今朝の新聞に載っていた探査記録を見ると、りゅうぐうに「到着」したのは2018年12月のことだったそうです。これはどうしたことだろうかと頭をひねりましたが、りゅうぐうに「着陸」する前、はやぶさIIがかなり慎重に、着陸可能な地形を調べていたという話を思い出しました。りゅうぐうと遭遇してから2ヶ月くらい、一緒に宇宙空間を飛びながら、表面の様子を観察していたのでしょう。そして、ここなら大丈夫という確認がとれてから、おもむろに着陸したわけです。その様子を想像してみると、じっと寄り添っていた想い人にようやく手を差し出した男の子のようで、微笑ましいやら涙ぐましいやら、つい声援を送りたくなります。

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「放課後の手紙と消えた彼女」解決篇(4) [趣味]

 10月6日(火)7日(水)に、マダムと私はJR東日本タカラッシュ!社による謎解きイベント「千葉房総を巡るナゾトキ宝探し・放課後の手紙と消えた彼女」をプレイしてきたわけですが、初日の午前中に第一章をクリア、その日のうちに第二章までクリアするという意気込みもむなしく、2日目の昼過ぎまでかかってようやく第二章のクリアキーワードを入手しました。安房鴨川駅の駅コンビニNewdaysのレジに行って、第二章の謎解きキットに含まれるトートバッグを見せ、クリアキーワード「これからもよろしくね」を店員に言うと、第三章たる「アナザーストーリー」の謎解きキットを貰えることになっています。
 いきなりレジへ行ってそんなことを口にするのはどうも恥ずかしかったので、まずコンビニで買い物をしました。ちょうど昼時で、おなかもすいていたのです。サンガ焼きおにぎりという、いかにも安房鴨川のご当地メニューっぽいものがあったので、それを買いました。ホテルでこそバイキングでたらふく食べましたが、前日の昼食は千葉駅前のフードコートでうどんや牛丼などのファストフード、この日の昼食はコンビニでおにぎりと、今回の食生活はわりと質素です。
 あとお茶などを持ってレジへ行き、精算を済ませてから、おずおずとトートバッグを見せました。
 「あの、これをやってるんですが」
 レジのおばちゃんはこともなげに、
 「はいよ、キーワードは?」
 と訊いてきました。マダムが答えると、紙の2枚入ったビニール袋をふたつくれました。1枚はスタートガイド、もう一枚が問題用紙でした。私たちは運良く、先着2000名に間に合ったようです。何番目くらいだったのだろう、と気になりました。

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「放課後の手紙と消えた彼女」解決篇(3) [趣味]

 JR東日本タカラッシュ!社による謎解きイベント「千葉房総を巡るナゾトキ宝探し・放課後の手紙と消えた彼女」の第二章をクリアしきれないまま、10月6日(火)の晩は安房鴨川のホテルに泊まりました。
 海嘯の聞こえる部屋は心が洗われる気がしましたし、ホテル全体が家族連れ向きであることに眼をつぶれば、良い宿であったと思います。Go to トラベルキャンペーンのおかげで、宿泊料は額面よりだいぶ安く済みましたし、しかも県内観光地での買い物に使える金券も貰えました。使用期限が7日までということで、ホテルの売店ですぐに使ってしまいましたが、あとで上総一ノ宮に行ったら、途中の和菓子屋などでもその金券が使えたことがわかり、あわてて使わなくても良かったかもしれないと後悔しました。
 6日の朝に5時起きして出かけてきたせいか、7日の朝も5時頃に眼が醒めました。風呂にもういちど漬かりに行ったら、男湯は前の晩よりも混んでいました。夕食のときに酒を飲んで酔っぱらって風呂に入らず寝てしまったお父さんたちが、朝風呂に入りにきたというところかもしれません。マダムはこの日の晩にフランス語学校の授業があるというので、朝食までずっと予習にかかっていました。そう、授業がはじまるまでには謎解きを終えて、学校のある御茶ノ水まで戻っていなければならないという縛りがあったのでした。
 バイキング形式の朝食をたっぷり食べて、8時半少し前にチェックアウトしました。駅までの無料送迎バスは9時台にならないと走り出しませんが、8時39分発の特急「わかしお8号」に乗りたかったのです。無料送迎バスではなくて鴨川日東の路線バスに乗ることになりますが、実は市内線に関しては、持参している「サンキューちばフリーパス」で乗れるのです。つまり路線バスも、事実上無料バスなのでした。

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「放課後の手紙と消えた彼女」解決篇(2) [趣味]

 10月6日(火)の昼過ぎに、JR東日本タカラッシュ!社による謎解きイベント「千葉房総を巡るナゾトキ宝探し・放課後の手紙と消えた彼女」の第一章をクリアした私たちは、クリア地である千葉みなとから、千葉都市モノレールに乗って千葉駅に向かいました。第二章のスタートは千葉駅、というよりもそこから300メートルばかり離れた「チーバくん物産館」からになっています。第二章の謎解きキットを貰えるのがこの店で、最初の手がかりも店内にあるのでした。
 駅のチラシラックに入っているパンフレットだけで用が足りた第一章と違い、第二章の謎解きキットはずいぶんと盛りだくさんです。「地下謎への招待状」ほど凝ってはいませんが、ノート風のゲームブック、「書籍セット」なる組み立て式部品、「小テスト配布用封筒」と書かれた茶封筒とその中のテスト用紙、占いの紙、そしてペグシル(小さな鉛筆)が、布製のトートバッグに収められていました。第三章(アナザーストーリー)の謎解きキットやおまけ謎を入手するには、このトートバッグを持っている必要があります。
 第二章謎解きキットは先着4000名に配布されることになっており、焦燥感にかられた私は事前にチーバくん物産館を訪れて入手していました。しかしもちろん、そのときには最初の謎には手をつけていません。従って、もういちど店を訪ねなければなりませんでした。

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「放課後の手紙と消えた彼女」解決篇(1) [趣味]

 10月67日に、「千葉房総を巡るナゾトキ宝探し・放課後の手紙と消えた彼女」という謎解きイベントをプレイしてきましたJR東日本タカラッシュ!社の企画です。11月30日までの会期が終わるまで、どこの駅に行ったとかどんな謎解きをしたとかいう詳細は明らかにできませんでしたが、12月に入りましたので、そのときの想い出を発表したいと思います。
 このイベントは、3つの章に分かれており、さらに指定された宿泊施設に泊まることで「おまけ謎」というのを得られるようになっています。3つの章──第一章、第二章、アナザーストーリー──はそれぞれ独立していて、例えば第一章の謎解きの経過が第二章のヒントになるといったことはありません。ただ、アナザーストーリーをプレイするには、第二章をクリアしている必要がありました。
 全体としては長いラブストーリーになっており、第一章は小学校篇、第二章は高校篇、そしてアナザーストーリーは大人篇という設定です。図書館の本の中に見つけた「わたしと秘密の文通をしましょう」と書かれた紙片を元に、正体を隠したままの「彼女」の名前を知るべく、「彼女」の設置した謎を解いてゆくというのが第一章の骨子でした。小学校篇だけに探索範囲もそう広くなく、総武線の国電区間と京葉線の沿線に限られているのでした。

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