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二転三転の演奏会 [日録]

 先週末から昨日くらいまで、えらくバタバタしていました。
 東京都に3度目の緊急事態宣言が発令されたのが原因です。
 この5月1日に、Chorus STの演奏会が予定されていたことは、何度か書いたと思います。本来は去年の5月5日に開催するはずだったのですが、第1次緊急事態宣言のために延期となり、ほぼ1年後に復活公演をおこなうことが決まっていました。
 もとは上野東京文化会館で開催することになっていました。ところが、このホールは予約が1年半前だったか1年3ヶ月前だったかで、今年の5月を確保するのはもう無理だったのでした。また、小ホールは舞台面が狭く、今回の演奏会の賛助出演として集められた30周年記念合唱団を含めた40人ほどを、「密」にならないように乗せることができません。
 それで、場所は王子北とぴあに変更しました。第1次の緊急事態宣言が明けて、ぜひ復活公演をやろうという話の流れになったとき、たまたまホールが空いており、また毎年参加している北区合唱祭などで馴染みの深い場所でもありました。小ホールのつつじホールはやはり狭くて無理ですが、大きなさくらホールのほうであれば40人規模の合唱団が乗っても「密」にはなりません。

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トリチウム放出 [世の中]

 福島原発事故で流出した放射能汚染水が、処理済みの水として海洋放出するに充分な濃度になったということで、IAEA(国際原子力機関)のお墨付きを貰って、2年後から実際に放出することになりました。
 汚染水はわりと早い時期からアルプスという処理装置にかけられており、IAEAは早くも2013年頃から、とっとと海に流せと勧告していたようです。しかし、周辺地域の漁業への風評被害をおそれた日本政府は、処理水のプールを作って、ずっと放出せず貯め込んでいました。
 当初の汚染水には、確かにいろんな放射性物質が混ざり込んで、そのまま流すわけにはゆかなかったわけですが、アルプスを何度も稼働させて、ほとんどの物質はすでに分離されました。
 残ったのがトリチウム、すなわち三重水素です。
 本来なら陽子1個、電子1個から成っている水素に、中性子が2個くっついた状態です。従って原子量は3となりますが、原子番号はあくまで1で、化学的・電気的な性質は普通の水素とまったく変わりません。そのために、水中から分離することはきわめて困難なのでした。
 どこの国の原発でも、このトリチウムを分離することは諦めて、ある程度まで薄めてそのまま放出しています。トリチウムを分離しようとすると、他の物質を分離するのとはまったく異なるプラントが必要になり、とても採算がとれないのです。どのくらい薄めれば放出できるのかという基準はIAEAによって厳密に定められています。
 その基準から言えば、福島の処理水はとっくにクリアしているのですが、それを流すとなるとやはり風評が心配なのでしょう。

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新しい「仕事」 [お仕事]

 ご無沙汰いたしました。約半月ほど更新が滞ってしまいました。
 6月の板橋オペラ『ラ・ボエーム』の楽譜を作成したり、5月に上梓する『続・TOKYO物語(混声版)』の最終校正にかかったり、その刊行と同時に初演をおこなうChorus STの演奏会の準備があったりと、傾向の違ういろんな作業を同時進行しなければならず、日誌に振り向けるエネルギーが残っていませんでした。作業そのものが手間取るものであっても、1種類であれば、息抜きに日誌を書くみたいなことができるのですけれども。
 Chorus STの演奏会は、本来は去年(2020年)の5月5日に開催されるはずだったものです。しかしご承知のとおりの事情で延期となり、ほぼ1年後である今年5月1日に復活公演をおこなうことになりました。去年がChorus ST創立30周年ということで、OB・OGや関わりのあった人たちなどに声をかけ、記念合唱団として賛助出演して貰うことになっていたので、延期は残念なことでしたし、復活公演にあたっての調整なども大変だったのですが、幸い大半のメンバーが再チャレンジに同意してくれました。ごく少数、日程の都合がつかずにキャンセルとなったのみです。
 そのつもりで動き出した途端に、今年の頭からまたしても緊急事態宣言が出たりして、はなはだ心許ない状況ではありましたが、なんとか実現しそうです。開催場所は東京文化会館のはずだったのが北とぴあに替わり、プログラム内容も若干変更になりましたが、お時間のある向きはぜひご来聴ください。ここにチラシのデータを置いてあります。

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ブログ化十年 [お知らせ]

 「営業日誌」をブログ化してから、今日でちょうど10年となります。
 特に「ひと区切り」みたいな感慨があるわけでもないのですが、なんにせよ時の経つことの速さを歎ぜざるを得ません。
 サイト開設の頃の営業日誌は、お客様に対するお知らせの性格が強かったように思います。最初の頃は新しいコーナーなども次々に起ち上げたりしていましたので、その都度日誌で触れていました。
 それがだんだんと、ある程度まとまった考えを記すようになって、文章も長くなる一方でした。そうなると、書くのも面倒になってきます。
 特に結婚してからは、独身時代のように時間をぜいたくに使うこともできなくなり、次第に更新頻度が落ちてきました。
 その頃は普通にホームページビルダーで作っていました。毎回新しい枠を追加したり、月が変わると新しいページを作成しなければなりません。まあ、実際には前に書いたものをテンプレートとして利用しますので、さほどの手間ではなかったのですが、億劫になればそんなことも億劫に感じてしまいます。
 結果、月2回とか、あるいは月1回しか日誌を書かないなんてことも出てきました。
 それと期を同じくして、掲示板「お客様の声」の投稿も減ってきました。これはどうもよくない傾向だと考えました。こんなに更新頻度が下がっては、訪問客が少なくなるのも当然です。

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