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「放課後の手紙と消えた彼女」解決篇(3) [趣味]

 JR東日本タカラッシュ!社による謎解きイベント「千葉房総を巡るナゾトキ宝探し・放課後の手紙と消えた彼女」の第二章をクリアしきれないまま、10月6日(火)の晩は安房鴨川のホテルに泊まりました。
 海嘯の聞こえる部屋は心が洗われる気がしましたし、ホテル全体が家族連れ向きであることに眼をつぶれば、良い宿であったと思います。Go to トラベルキャンペーンのおかげで、宿泊料は額面よりだいぶ安く済みましたし、しかも県内観光地での買い物に使える金券も貰えました。使用期限が7日までということで、ホテルの売店ですぐに使ってしまいましたが、あとで上総一ノ宮に行ったら、途中の和菓子屋などでもその金券が使えたことがわかり、あわてて使わなくても良かったかもしれないと後悔しました。
 6日の朝に5時起きして出かけてきたせいか、7日の朝も5時頃に眼が醒めました。風呂にもういちど漬かりに行ったら、男湯は前の晩よりも混んでいました。夕食のときに酒を飲んで酔っぱらって風呂に入らず寝てしまったお父さんたちが、朝風呂に入りにきたというところかもしれません。マダムはこの日の晩にフランス語学校の授業があるというので、朝食までずっと予習にかかっていました。そう、授業がはじまるまでには謎解きを終えて、学校のある御茶ノ水まで戻っていなければならないという縛りがあったのでした。
 バイキング形式の朝食をたっぷり食べて、8時半少し前にチェックアウトしました。駅までの無料送迎バスは9時台にならないと走り出しませんが、8時39分発の特急「わかしお8号」に乗りたかったのです。無料送迎バスではなくて鴨川日東の路線バスに乗ることになりますが、実は市内線に関しては、持参している「サンキューちばフリーパス」で乗れるのです。つまり路線バスも、事実上無料バスなのでした。
 8時24分のバスに乗ります。バス停はホテルのすぐ外にありました。鴨川シーワールドのバス停はひとつ先で、正門の前にあるようです。ホテルからシーワールドへは直行できるのですが、その場合はいわば裏口から入るような形なのでしょう。謎解きが早く終われば、戻ってきてシーワールド観光などとも考えていたのですが、この謎解きイベントのボリュームは、思っていたよりだいぶヘビーで、他の観光に気を取られるような余裕は無さそうです。だからシーワールドのパスも返してきました。
 バスがちょっと遅れ気味で焦りましたが、「わかしお8号」には充分間に合いました。久しぶりの特急列車です。上総一ノ宮まで、普通列車なら1時間20分ほどかかりますが、特急なら1時間足らずで到達できるのでした。特急券はひとり千円足らずで済むし、今回は余計なお金をほとんど使っていないので、まあ良いかと思いきって特急利用に踏み切ったのでした。
 前日は陽が暮れてしまってほとんど見ることのできなかった安房のひなびた景色を眺めつつ、がらがらに空いた特急列車の旅を楽しみました。大原まではひとつおきに停まったり連続停車したりというもたもたした走りっぷりでしたが、そこから上総一ノ宮まではノンストップで、特急らしい走りになっていました。
 上総一ノ宮着9時32分。謎解きを再開します。

 前日に埋めておいた道案内の文章や図に従い、道を進みます。両側の路側帯が緑色に塗られた道を、道なりに歩いてゆくと、添えられていた図のとおり、裁判所と警察署が隣り合っている交差点を通りました。図でそれを見たとき、こんな小さな街に裁判所なんかあるのだろうかと疑ってしまったのですが、千葉一宮簡易裁判所というのがちゃんとあったのでした。警察のほうは正しくは警察署ではなく、一宮幹部交番という建物であったようです。幹部交番などというものの存在をはじめて知りました。
 そのあたりを通り抜け、もう少し行くと上総の一の宮、玉前(たまさき)神社の大鳥居に着きます。あとは図のとおりに歩いて手がかりを発見してゆきます。
 「社会科のテスト」で得られた答えのひとつ「さざれいし」は本当にこの神社にあって、もうひとつの答えである「えま(絵馬)がその近くにあるはずです。本物の絵馬がたくさん吊るされていて、中にはずいぶん深刻なことが書かれているのもあり、謎解き遊びで便乗してしまって良いのだろうか、などと考えないでもありませんでしたが、ともあれけっこう目立つ位置に、今まで何度も見てきた手がかりステッカーと似たデザインの絵馬が下がっていました。そこには「消えた彼女」いずみにより、

 好きな人と両想いになれますように 2019年10月24日

 と書かれていました。玉前神社の祭神は玉依姫で、縁結びの神社として知られています。

 そのあと、本殿のところへ辿り着いたので、いちおう拝礼しておきます。その近くの掲示板を見るようにとの指示でした。
 広告会社のミッションでいずみからの指示どおりに依頼した、「星の下を読んで」という文章を記したポスターが貼ってあります。もちろんあらかじめ仕込んであるわけですが、マダムがなぜかえらく感動していました。そのポスターの隣に、少年サッカーチームだったかのポスターも貼ってあって、これも謎解きの仕込みでした。手描きテイストで星がいくつも描かれており、下に書かれた文章の中でその星の直下にある文字を拾ってみると、「かみさまみくじ」という言葉になったのでした。
 この言葉を、3度目になりますが、失踪したいずみの部屋で待機している「葵」という少年に伝える……という体裁で専用サイトに送信します。LINEのようなやりとりがあってから、次の手がかりを得るという手順は同じですが、やりとりの中で、「葵」は自分も玉前神社に行って、「御珠石」というのを見たことがある、と発言します。これがあとで重要になってきます。
 さて、伝えられたのは「かみさまみくじ」の作りかたでした。謎解きキットの中に、おみくじの紙のようなものが入っており、いよいよこれを活用します。指定された場所に行くと、スタンプが3つ置かれていて、そのスタンプをおみくじの紙に捺すことで完成されるのでした。どのスタンプを捺しても謎解きには関係ない、と注意書きがありました。試しにマダムと私は別々のスタンプを捺してみましたが、「中吉」「小吉」というところが違うだけでした。ふたりとも使わなかったスタンプが「大吉」だったのでしょう。
 で、この「完成したかみさまみくじ」を使って、「現写し(うつつうつし)の占い」というのができるというのです。もちろんフィクションですが、いろいろ考えるなあと感心します。

 ゲームブックのページに、また文字拾い迷路っぽい図が書かれています。よく見ると迷路ではなく、いくつかのブロックに分かれています。文字とマークがいろいろ配置されており、占う人の名前とその居場所の文字を対応させ、図の中の文字同士を結んだときに、その結んだ線が通るマークをチェックします。図の下に、マークそれぞれに対する断片的な文が示されています。
 ……というと面倒くさそうですが、要するに主人公の名前である「成田翔一」と、いま居る場所である「玉前神社」を対応させ、図の中の「成」の字と「玉」の字を、「田」の字と「前」の字を、という具合に結べばよいわけです。「成」ー「玉」を結ぶ線は団子のようなマークを通り、「田」ー「前」は高札のようなマークを通ります。「翔」ー「神」は笹マーク、「一」ー「社」は松マークで、それぞれのマークに対応する文をつなげて読むと、

 絵馬の紋を 1つ作り 矢が指す文字を 左から拾え

 となりました。「絵馬の紋」というのはいずみの絵馬についていた梅の花のような紋です。もともとおみくじの紙に、その紋の半分が印刷されていました。そしてさっき捺したスタンプに、残りの部分が入っており、そのふたつがつながってひとつの梅花紋に見えるように紙を折ると、運勢を書いた文章の一部の文字に、矢の絵が当たりました。指示どおり左から拾って読むと、こんな文が出てきました。

 汝の想い人は文(ふみ)交わす者 次は葉の地に行け

 主人公は、これを読んではじめて自分の気持ちに気づいたようです。それはともかく「葉の地」とはなんだろうかと少し迷いましたが、例によって路線図を見ると、葉っぱのマークのついた駅がありました。
 勝浦です。安房鴨川に戻る前に、勝浦に寄らなければならないのでした。
 途中で和菓子屋に寄ったりしましたが、ともあれ上総一ノ宮駅に戻りました。いちばん早い列車は、11時06分発の「わかしお5号」でした。そのすぐあと、11時15分の普通列車もあったのですが、勝浦で20分くらい差が出てくるので、やはり特急に乗ることにしました。上総一ノ宮から勝浦は、50キロに達しないので、特急料金は520円、湘南新宿ラインのグリーン料金よりも安いため、あまり抵抗感もありません。
 それにしても上総一ノ宮への滞在は、1時間34分となりました。やはり前日の38分程度の待ち時間では、とうてい間に合わなかったようです。

 勝浦に向かう「わかしお5号」の中で、ゲームブックの「第4部」の帯封を切ります。どうやら勝浦が第二章における最後の目的地であったようです。安房鴨川ではなく、勝浦で泊まれば良かったと思いましたが、それは後知恵というものでしょう。
 第4部のストーリーパートは、いままではスマホ経由で接触していた「葵」とのやりとりが、ページに印刷されていました。茶封筒の中に残っていた「家庭科のテスト」「給食のテスト」を解くべきこと、向かいの小学校で翌日が文化祭の日らしくにぎわっていること、を伝えられます。この小学校は主人公といずみが通っていた学校で、文化祭では願い事を書いた大きなバルーンを飛ばす、と以前のストーリーパートに書かれていました。ふたりの家は小学校にそれぞれ隣接しているマンションで、小学校の向かいにある病院には主人公の母親が看護師として勤めており、病院の窓から主人公の飛ばしたバルーンを見られてあとで笑われた、というエピソードが回想されていました。願い事を書くのに、小学校時代の主人公は「今日の夕飯はお寿司がいい」と書いたのだそうです。
 さて、「家庭科のテスト」ですが、授業で制作するナップザックの柄について話している3人の子供の発言から、それぞれが選んだ柄を当てろという問題でした。ナップザックには模様と文字があしらわれています。最初の子は「ピンク色が好きだけどハートは嫌い……」と言っており、ふたつあるピンクの柄のうち、ハートがついていないものを選んだようです。文字は「み」。次の子は「白いドラゴンが書いてあるのがいい!」と言っており、それに該当するのはひとつだけで、文字は「な」。3人目は「クローバーが好きだけど、誰かとおそろいがいいな」と言います。クローバー柄のはふたつありましたが、おそろいが良いというので、最初の子が選んだ「み」の柄を選んだのでしょう。続けて読むと「みなみ」です。
 「給食のテスト」は、小学校の教室によくあった「当番表」の体裁でした。大円を壁に貼り、中央をピン留めして小円をくるくる回せるようにしたアレです。小円には「教室掃除」とか「金魚の世話」とか当番の種類が書かれており、大円のほうには普通は子供の名前であったり「3班」のように書かれているのですが、ここは謎めいた単語が並んでいます。小円を2コマもしくは3コマ動かしたとき、「給食準備」とふたつの「給食片付け」の当番が大円のどこを示すかというのが問題でした。
 2コマ動かすと、給食当番は大円の「森」「けす」「ふたつ」のところを指し示します。「森」は「木」が3つですので、ふたつ消せば「木」。3コマ動かした場合は、「銀」「うえ」「ひとつ」を指し示し、メダルのことだと考えれば「金」。そして当番表の上に、曜日別の「献立表」があります。「月・いせえび」「火・かれい」「水・ひらめ」「木・さざえ」「金・いしだい」と、小学校の給食にしてはえらいぜいたくなメニューが並びますが、ともあれ「さざえ」「いしだい」が答えになります。
 これらは、例によって勝浦駅からの道案内になるわけです。「みなみ」は「南口に出る」ことですが、勝浦駅はしばらく見ないうちに都会のような橋上駅になっていて、特に南口という表示はありませんでした。しかし、北に向かう出口は、細い跨線橋につながっているようでしたので、たぶんそっちではないのでしょう。いわば正面玄関と言うべきほうから外に出れば良かったのです。また、「さざえ」「いしだい」は歩道のところどころに設置された絵柄タイルのことで、漁港である勝浦にふさわしいものでした。
 指示に従い、道路を5分ほど歩くと、ホテル三日月の裏手に出ました。海に面した、ちょっとした四阿(あずまや)がありました。前日とは違って、雨の降りそうな曇った天気で、他にひと気も無く、えらい寂しげな場所でした。ここが終着点なのか、といささかわびしい気持ちになりました。
 四阿の柱のひとつの根元に、千葉みなとで見たような宝箱が据えられていて、それを開けるといずみからのメッセージが入っていました。

 翔一くんへ ずっと好きでした。この手紙を見つけたら、すぐに私にお返事ください。私は私の部屋で、ずっとあなたのことを待っています。宮原いずみ

 おお、甘酸っべえなあ、と思いながら、ゲームブックにそのメッセージを書き写しました。
 しかし待て、いずみの部屋には、いま「葵」が居るのではなかったか。
 考えてみると、「葵」とは最初の手紙と、あとLINEめいたやりとりをしているだけで、声を聞いたことも姿を見たことも無いはずです。
 ああ、いずみと「葵」は同一人物なんだな、とここで私は気づきました。「葵」が男性だというのも、自分でそう言っているだけのことでした。
 ともあれ勝浦駅に戻ります。勝浦駅のコンコースには、真っ赤に塗られたアップライトピアノが置いてあって、誰でも自由に弾いて良いことになっていました。最近増えてきたいわゆるストリートピアノです。あたりに人は居ませんでしたが、マダムは嬉々として弾きはじめました。1回5分以内と書かれていたのでそれで済みましたが、制限が無ければ列車の発車時刻ぎりぎりまで、こちらがやきもきするほど弾き続けたかもしれません。本当はそんなことをしていないで、謎解きを進めたほうが良かったような気がします。
 というのは、ラストの「第5部」は相当に入り組んでいたのでした。これはどこに居ても解けるということになっていましたが、ある程度落ち着いた環境が必要ではなかったかと思います。
 いずみが居るという「私の部屋」という情報を「葵」に伝えると、メッセージの答えをすぐにいずみに伝えて欲しいこと、そしていずみは「その場所」には居らず、実際は……と言いかけたところで、LINEめいたやりとりに「この子の母」と名乗る人物から妨害が入りました。「この子」はいま大事なときなので、明日までは一切連絡をしないで貰いたい、とのこと。そして通信は途切れてしまいます。
 さあどうするか、というのが第5部で、いままでの情報を整理する体裁になっています。

 私たちは「わかしお7号」で再び安房鴨川に向かい、安房鴨川駅の待合室のベンチで、先を進めました。
 全部詳しく引用するのは遠慮しますが、ページの隅に、「御珠まつり」というお祭りのチラシが印刷されていました。主人公が裏にメモを書きつけたという設定のチラシでした。玉前神社の、もちろん架空のお祭りで、女性しか参加することができず、また御珠石はこの日にしか開陳されないと書いてあります。そしてその日付は、いずみが奉納した(という設定の)絵馬と同じ日でした。
 そういう設定であるならば、男性であるはずの「葵」が「御珠石」を見ることはあり得ないので、いずみと「葵」が同一人物であることは確実となりました。そしていずみの部屋に居ると言っていた「葵」の言葉はウソであったことになります。
 ただし、小学校の文化祭の準備を見ているというので、その近くには居るわけです。ストーリーパートにあった地図だと、たぶん病院に居るのでしょう。
 そして「いずみ=葵」と連絡を取る方法は、いままでのようなLINEめいたやりとりができなくなりましたので、他のやりかたを考えなければなりません。小学校の文化祭でバルーンを飛ばしたという情報が役に立ちます。大きなバルーンに書いた文字は、病院からなら見ることができるのは、過去主人公がバカなことを書いて病院勤務の母から笑われた、というエピソードで明らかです。
 バルーンに文字を書いて飛ばすためには、例の広告会社(笑)に頼めば良いでしょう。広告会社(笑)のサイトへ行くと、確かに「オリジナルバルーン」を媒体として「明日午前~」に広告を出すことができるようです。掲載したいメッセージは、LINEめいたやりとりを断たれたあとにスマホで見た「追加ストーリー①」にあった「僕も好きだよ」の一文。広告を出す場所は「青葉小学校」です。これは、ゲームブックの裏表紙に印刷されていた「卒業写真」でわかりました。
 以上の情報を入力して送信ボタンを押すと、「追加ストーリー②」がはじまります。どうも、もう一昼夜くらい過ぎた設定であるようで、主人公はバルーン広告の成果を心配しています。そこへついに、いずみ本人からメッセージが届きます。
 あとはほとんど自動的にエピローグまで話が進んでゆきます。いろいろツッコミどころ満載の種明かしではありますが、なんとかめでたしめでたしという結末でした。いずみが、あちこちに手がかりを設置した帰りに階段から落ちて記憶障害になった……などという筋書きには、おいおいと言いたくなりましたけれども。
 クリアキーワードは「これからもよろしくね」で、安房鴨川駅前のNewdaysの店員に、トートバッグを見せながらこのキーワードを言うと、アナザーストーリーの謎解きキットを貰えます。ただし先着2000名。ホテルでの「おまけ謎」を貰うときの反応からして、意外と辿り着くプレイヤーは少ないかもしれないという気もしましたが、間に合ったかどうか。あと、レジでいきなり「これからもよろしくね」というのもけっこうハズカシイものがあります。
 しかし、ここまで来たら、もう進むしかないでしょう。

 というわけで「放課後の手紙と消えた彼女」の第二章をクリアしたのですが、帰宅してからいろいろ検証してみると、最後の第5部クリアに関しては、実はもっと複雑で緻密な論証が必要であったことがわかりました。つまり、いずみが病院に居ると判断するためには、まずいずみの部屋そのものの場所を割り出さなければならなかったようです。これは最初の「葵」からの手紙の陰に微妙に隠れている住所「千里浜第2マンション101号室」を探し当てて判明します。そして、ストーリーパートの地図を見て、このマンションが小学校の裏手にあること、そして「101号室」であればまず1階だろうから、小学校の文化祭の準備の様子や垂れ幕が見えることは無さそうであり、それならどこに居るのか……という手順を踏んで推理しなければならなかったのでした。
 そしていずみの現況を知るには、「現写しの占い」をもういちどおこなう必要があったのです。占いのときに使った迷路をもういちど見てみると、なるほど「い」とか「病」とかの文字が書かれています。「宮原いずみ」と地図にあった「千里浜病院」を対応させて結ぶと、5つのマークの上を通り、それを前と同じように解読すると、

 紅白の境界線を 弓矢の方から山折りし巻き ハートを2つつくり ★を輪にくぐらせ 黒い面が見えぬよう結べ

 という指示が出てきます。おみくじの紙でこの操作をおこなえば良いわけです。
 やってみると、紙を細く巻いて、よくおみくじを神社の竹垣などに結びつけるときのような形になりました。このときに表面に出ていて読み取れる文字を拾ってゆくと、

 明日の午後 手術 迄 返事 なければ 大凶

 という縁起でもないことになりました。
 ここまでやってから、さて返事を伝えるにはどうしようか、と考えなければならなかったのでした。私たちはいろいろすっ飛ばしてしまったようです。
 最終的にクリアには漕ぎ着けましたが、間違った、あるいは雑な道筋だけで偶然正解に辿り着いたような感じで、とてもパーフェクトクリアという気分ではなくなってしまいました。まあノーマルクリアというところでしょうか。
 「地下謎への招待状」「鉄道探偵シリーズ」などよりずっと大規模な謎解きイベントですが、次回も機会があれば挑戦し、今度こそパーフェクトクリアを目指したいものです。
 この項、もう一回だけ続きます。


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