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「仮面ライダーV3」視聴コンプリート [趣味]

 TOKYO-MXテレビで毎週金曜日に放映していたデジタルリマスター版「仮面ライダーV3」を、ようやく最終回まで見終わりました。番組自体は去年の秋に終了しており、いまはそれに続けて「仮面ライダーX」のやはりリマスター版を放映しています。毎週録画はしていたのですが、実際に見るのはある程度まとめてだったので、最終回まで見るのにだいぶ時間がかかってしまった次第です。

 ──あなたと共に生きた仮面ライダーは誰ですか?

 と問いかけるテレビCMが、番組を見ているとときどき入ってきました。先月の半ばまでサンシャインシティでやっていた「THE 仮面ライダー展」のCMなのですが、私が「共に生きた」と言えるのは圧倒的に「V3」なのでした。
 本放送当時に見ていたというわけではありません。私が小学2年生から3年生にかけての時期だったはずですが、たぶん本放送はいちども見ていないはずです。このころの特撮番組は、比較的すぐに再放送がおこなわれるのが常で、私も夕方にやっている再放送を見たのですが、それもとても毎回というわけにはゆきませんでした。
 それでも、歴代シリーズでいちばん親しんだのは「V3」であったのです。いちばん多くのクラスメイトが話題にしていたのがこれであり、持ち寄りの学級文庫にあった「テレビマガジン」で毎号コミカライズを読んでいました。前年の無印「仮面ライダー」の頃はクラスでの盛り上がりもさほどのこともありませんでしたし、翌年の「X」「アマゾン」でも同様でした。なぜか3年生のクラスでのみ、うまく歯車が咬み合ったということなのでしょう。

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ウクライナ侵攻1年 [世の中]

 ロシアウクライナに侵攻をはじめて、今日でちょうど1年になります。
 事態は一向に解決のきざしを見せぬまま、長期戦にもつれ込んできました。ロシア軍は案外な弱体化に驚かれつつも、まだまだ余力をかなり残している様子ですし、ウクライナ側も士気旺盛で、西側から戦費や兵器をつぎ込まれ、ロシアを一兵残らず撃退するまで戦意は衰えそうにありません。
 士気について言えば、ロシア側の士気は著しく低いと言われていましたが、とりあえず一般市民に厭戦ムードが蔓延しているということも無さそうで、プーチン大統領の支持率は依然として高く、80%台をマークしているようです。つまりロシア国民の多くはウクライナ侵攻を是としているわけです。政府によるプロパガンダや、メディアの誘導はあるかもしれませんが、1年も経てば国外のいろんな情報も入ってくるでしょうし、ロシアが何をしでかしているのか、国外からどのような眼で観られているのか、まったく知らない人ばかりということも無いのではないでしょうか。それでもプーチン支持が高いということは、やはりロシア国民の大半が、正義は我にありと思っているからでしょう。まあ、支持率自体もそんなに信用はできないのですが。
 ひとつには、ロシア本土が戦場になっているわけではないということもあるでしょう。またもうひとつ、モスクワサンクトペテルブルクなどの大都市からは、まだ動員がかかっておらず、徴兵はもっぱら田舎や異民族自治区からおこなっているので、世論を形成する中核となる都市住民には、まだ本格的な危機感が感じられていないのだろうという点もあります。

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松本零士氏の訃報 [ひとびと]

 松本零士氏の訃報が伝えられました。
 85歳だったそうで、まあ大往生かな、と思えそうなところです。
 私の世代の中学生~高校生の頃は、まさに松本零士の黄金時代という感じでした。「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」「Queenエメラルダス」等々、次から次へとスペース・オペラもののヒット作を飛ばし、亜流やパロディがそこかしこに乱立しました。細面で切れ長の眼に長い睫毛、長身スレンダーの「松本零士型美女」も大いにもてはやされました。私は高校くらいまで、友達とマンガ(というか鉛筆描きのネームに類するもの)を描いたりしていましたが、私も友達も、かなりの程度松本零士の影響を受けた自覚があります。
 その後はそんなに名前を聞くことも無くなりました。アニメに関して言えば、その地位をジブリ系に取って代わられたような印象もあります。マンガのほうも、長々と続いた「999」完結後はそれほどのヒットも無かったようです。しかし、マンガ界の大御所というかご意見番としての存在感は、その後も充分に屹立していたように思えます。晩年の著作権などについての発言は、ちょっと首肯できないものもありましたが、ともかく一時代を築いた表現者であったことは間違いありません。まずはご冥福をお祈りいたします。

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「鉄道探偵と0.3カラットの分岐点」リプレイ(2) [趣味]

 2月10日(金)にプレイした鉄道謎解きイベント「鉄道探偵と0.3カラットの分岐点」のリプレイ続きです。
 朝から雪の降る日でしたが、数分ずつ遅れていた京王線に乗って、最終的には京王永山駅「京王編」をクリアしました。途中高尾線で倒木があったり、八王子近いほうで人身事故があったりと、いろいろ聞こえてきましたが、列車指令の手際が良かったのか、遅れは数分以上には拡がらなかったので助かりました。
 永山で昼食をとったのち、13時29分(2分遅れ)の区間急行電車に乗って新宿に向かいました。そのまま新宿まで乗ってしまっても良かったのですが、調布で特急に乗り換えました。謎解きのあとで、マダムが新宿の会社に寄りたいと言っていたので、多少なりとも時短を心掛けたのでした。これまたそのまま新宿まで行っても良かったのですが、次に乗るのが都営大江戸線なので、新線新宿のほうが便利です。笹塚で乗り換えました。
 新線新宿からは、改札を出なくとも大江戸線に乗り換えられるのですが、都営一日券に入場記録をつけなければなりませんので、一旦出ます。後半用のお茶を買い足したりして、大江戸線改札のほうから入場しました。新宿発14時17分。「都営編」のはじまりです。こちらは、鉄道探偵「K」が都営地下鉄の電車の中で忘れ物のリュックを発見し、その持ち主の幼女を探すというストーリーです。そのリュックに、本物のダイヤがついた指輪が入っていたところから話がはじまるのでした。

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「鉄道探偵と0.3カラットの分岐点」リプレイ(1) [趣味]

 日付が若干前後しますが、先週の金曜日(2月10日)に「鉄道探偵と0.3カラットの分岐点」という謎解きイベントをプレイしてきました。イベント期間が12日までだったので、いままでのように挑戦記と解決篇に分けず、リプレイとして様子を書くことにいたします。
 京王都営地下鉄が合同で企画している「鉄道探偵」シリーズの第8弾です。2014年から毎年続いていましたが、2021年度はついに中止となってしまいました。それが去年の秋の終わりごろに、京王の駅のラックに、見慣れた黄色と黒の警戒色みたいな冊子が挿されているのを発見し、喜んで入手したのでした。
 もっともプレイ日は、マダムと私の都合がなかなか合わず、遅れに遅れました。結局イベント終了ギリギリの決行となった次第です。鉄道探偵シリーズは2社にまたがっているせいもあり、プレイ時間がかなり長く、丸一日空いていないとクリアが間に合わない場合があります。ところがマダムは、その丸一日空けられる日がきわめて少ないのでした。どの曜日も、どの時間帯かに用事が入っていて、なかなか都合がつきません。
 金曜日は晩にChorus STの練習があるのですが、12日の演奏会の直前となる10日は休みになっていました。直前練習を休みにするというと驚く人が多かったのですが、少し前にある合唱団で、直前練習のあとコロナに罹患するメンバーが何人も発生して、かなりの数がオンステできなかったという事件があり、Chorus STでも大事をとったのでした。

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Chorus ST第14回演奏会 [日録]

 一日遅れになりましたが、昨日(2月12日)、Chorus ST第14回演奏会がありました。
 前回の第13回が、コロナ禍にふりまわされて二転三転した経緯があり、今回もその懸念があったのですが、予定どおりに開催できて、まずはひと安心です。
 第13回は、当初2020年5月に開催を予定されていました。Chorus STの30周年ということで、有志の記念合唱団を組織したり、詩や作曲を委嘱したりと、いろいろ鳴り物入りの催しだったのですが、緊急事態宣言が発令されて、開催を見送らざるを得なくなってしまったのでした。
 現在に較べれば、新規感染者も国内で日に数十人から数百人というところで、全然気にすることも無さそうな状況でしたが、当時はとにかく新型コロナウイルスというのがどんなものだかよくわかっておらず、しかも初期型は重症化しやすくて、有名人が何人も亡くなったりしていましたから、国を挙げて警戒するのもやむを得なかったのです。
 Chorus ST本体より大人数となっていた記念合唱団に事情を連絡したりするのは大変だったと思われますが、ともかく演奏会は1年延期となり、2021年5月の開催予定となりました。内容も少し差し替え、チラシなども作り直し、記念合唱団のメンバーにももういちど出演意思を確認し……など、数々の手間をかけて復活公演に臨んだのでした。

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「私鉄の特急」を考える(3) [趣味]

 首都圏関西圏の私鉄特急を見てきました。ほかにも私鉄の特急が走っている地域があります。今回はそれを概観してみましょう。

 まずは名古屋鉄道です。ここは近鉄に迫るくらい特急運転網が充実しており、名古屋本線・豊川線・常滑線・空港線・河和線・知多新線・西尾線・犬山線・津島線・尾西線に走っています。主力は名古屋本線の豊橋岐阜間を走る快速特急特急、それから中部国際空港新鵜沼間を走る特急とミュースカイで、列車によっては空港と岐阜を結んだり、豊橋と新鵜沼を結んだりするクロス運転がおこなわれ、また支線区に入ったりもするというところです。
 ミュースカイというのは種別というより、「全席指定列車」のことです。日中の停車パターンは中部国際空港から神宮前までノンストップで、常滑太田川などにも停まる特急より上位に見えますが、早朝などにはわずかながら特急と同じパターンの停車駅となっているミュースカイも存在します。特急や快速特急にも指定席車輛が連結されており、ミューチケットを買わないとその車輛には乗れませんが、ミュースカイは全車がその指定席車輛になっているというわけです。

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「私鉄の特急」を考える(2) [趣味]

 前回、首都圏の私鉄の特急列車について考えてみました。今回はそれ以外の地域について。
 とはいえ私は首都圏の私鉄に関しては、ある程度実感を持って語れるのですが、ほかの地方については、旅行者としての体験しか無いので、いろいろ語ることが的を射ているかどうかはわかりません。
 しかし、私鉄を乗り回すだけのために関西や中京圏にわざわざ出かけてゆくなんてこともしているので、少しは語る資格もあるかな、と思う次第です。

 まずはかつて「私鉄王国」と言われた関西圏。首都圏にも私鉄はたくさん通っているのに、なぜ関西圏が私鉄王国と呼ばれたかというと、国鉄何するものぞという気概のある会社が多かったこと、その気概に伴う実力も充分にあったからと言えるでしょう。
 たとえばターミナル駅ひとつとっても、阪急梅田南海難波近鉄上本町など、堂々たる構えと規模を持つ「これぞターミナル」と言いたくなる駅舎がいくつもありました。東京でこれらに匹敵するのは以前の東急東横線渋谷駅くらいなもので、東武のターミナル浅草も、西武のターミナル池袋も、小田急京王のターミナル新宿も、関西の私鉄ターミナルとは比較にならないくらいしょぼいものでした。

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「私鉄の特急」を考える(1) [趣味]

 去年の年末ごろ、「『特急』を考える」というエントリーを書きましたが、そこではJRの特急の現況に対する憤懣を綴るだけに終わりました。民鉄の特急についてはまた後日考える、ということで筆を擱きましたが、年始のバタバタもおさまって、少し考える余裕ができたので、この稿では民鉄の特急について書こうと思います。

 国鉄の「特別急行」の出現に少し遅れて、各地の私鉄でも、特急電車などが走るようになりました。「燕」が「超特急」としてもてはやされるようになると、私鉄にも超特急という種別がお目見えしました。よく知られているのは阪和電鉄(現JR阪和線)の超特急電車でしょう。天王寺から東和歌山(現和歌山駅)まで、ほぼノンストップでかっ飛ばしました。たぶんこれが戦後、新快速として走った種別だと思うので、そこから類推すると、途中にだけ停まったのかもしれません。阪和電鉄は先発の南海電鉄の向こうを張って、とにかく阪和間の短絡を図り、途中の街や集落にはあまり頓着せずに、線形もスピードが出せるようになるべく直線に近く敷設されました。実際この超特急電車は、戦前の鉄道の最速記録を樹立しています。
 国鉄の「燕」を山崎の狭間で抜き去ったと言われる新京阪電鉄(現阪急京都線)の超特急電車も印象深いですね。わざわざ「燕」に合わせたダイヤを組み、このパフォーマンスを演出したそうです。時間厳守に偏執的なほどに正確な日本の鉄道ならではの芸当で、諸外国のように平気で10分20分と遅れるようだと、あまり意味は無かったかもしれません。

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