SSブログ

「少女と魔法のジャングル」リベンジ体験記 [日録]

 1月31日に、プレイしてこようと思って果たせなかった板橋区高島平の街歩き謎解きイベントですが、その後、専用アプリが私のスマホにダウンロードできなかった件に関しては判明しました。特設サイトにQ&Aコーナーがあり、そこで問題を解決できなかった人のために、担当者がLINEで答えるということになっており、そこに問い合わせてみたのです。
 するとやっぱり、私のスマホの機種では対応していないことがわかったのでした。Q&Aコーナーの一角にごくごく目立たないリンクがあり、そこから飛ぶと、対応機種の一覧が並べられていたのでした。そこには確かに、私の持っている機種は挙げられていませんでした。iPhoneだとオペレーション・システムにほとんど差が無いのでたいていの機種が対応しているのだそうですが、Androidは機種による差が大きく、対応していないものもけっこうあるのだとか。
 それならそれで、パンフレットに「スマホの機種によっては対応していないものがあります。詳しくはこちらをご覧ください」といった注意書きが、小さい活字であってもQRコード付きで記されているべきでしょう。ねったいかん板橋区立熱帯環境植物館)の対応時間のことも掲載していなかったし、パンフレットに遺漏が多く、作成者を小一時間問い詰めたいような気分です。

 たぶん、上記のエントリーにつけられたphaos先生のコメントのとおり、AR(拡張現実)に対応していない機種があるということなのでしょう。何年か前にはやった「ポケモンGo!」なんかもAR機能を使っていたのではないかと思います。私のスマホではそれもできなかったのかもしれません。
 それでともかく、謎解きイベント「少女と絵本とキオクの町」については、私の現在のスマホ環境ではプレイできないことが確定しました。マダムはストレージが足りなくてアプリが入らなかったというので、この機に機種変をする気になったようでしたが、私はまだスマホを買い替えるつもりはありません。
 しかし、同時におこなわれていたもうひとつのイベントは、リベンジ可能であるようです。「少女と魔法のジャングル」というタイトルの、ねったいかんで開催されている「サウンドアトラクション」です。これは自分のスマホは使用しません。前回行ったとき、対応時間が過ぎていてプレイできなかったのです。15時15分までに入館すれば良いので、今日たまたま渋谷で昼食をとる機会があったもので、その帰りに高島平に立ち寄ってみることにしました。

 渋谷を出たのが14時09分の電車でしたから、実はわりと余裕がありません。埼京線板橋まで行き、新板橋駅から都営三田線に乗ってゆくのがいちばん早いのですが、渋谷を通る埼京線電車自体がそう多くありません。日中は上下20分おきくらいです。湘南新宿ラインをつかまえて池袋で埼京線に乗り換えるという手もありますが、これも都心の駅にしては便数が少なく、しかも埼京線とは別のサイクルで走っているために、条件がうまく合わないと無駄に待たされることになります。最悪なのは相模鉄道から乗り入れてくる電車で、渋谷でこれに乗ってしまうと新宿止まりとなり、新宿で埼京線に乗り換える場合プラットフォームが違うことが多いために、階段もしくはエスカレーターでの昇降が必要になります。
 14時09分発というのはその中では良いほうで、JR同士の乗り換えが無いおかげで40分ばかりで高島平まで着くことができます。一方マダムが調べたもう少し前の便では、上に書いた相鉄からの電車になってしまい、所用時間も50分近くかかることになっていました。
 もっとも、マダムは板橋から新板橋という乗り換えをしたことが無いので、ずいぶん心配していました。考えているよりも遠いのではないか、乗り換える道がわかりづらいのではないか、などと考えていたのでしょう。私はこの乗り換えを何度もしていますので、そんなに遠くないし迷うことも無いよと何度も言ったのですが、あんまり私の言うことを信用してくれません。実際に乗り換えてみたら案外と近いので、意外そうに私の顔を見ました。
 高島平に14時49分着。トイレに入ってからねったいかんへ向かい、15時ちょっと過ぎくらいに到着しました。今日は日曜で、しかも旗日(建国記念日)でもあるためか小学生は入場無料となっており、この前来たときよりもだいぶ混んでいます。
 しかし、サウンドアトラクションを楽しむための「魔法の道具」はすぐに借りられました。このアトラクション専用のスマホと、音響装置であるヘッドセットです。耳に当てるのではなく、首にかけるタイプと、眼鏡型になっているタイプがあり、それで驚くほど鮮明に音が聴こえるので驚きました。それでいて、指向性がかなり強いらしく、少し離れるとほとんど音漏れもしません。最近の機材は素晴らしい性能になっているようです。
 もっとも、私のヘッドセットからは絶え間なくBGMが流れていましたが、マダムのは音楽が鳴らなかったとのことです。声は聴こえたそうですが。使う前に受付の女性があれこれと設定をいじっていたので、そのとき何か間違えたのかもしれません。

 順路に従って歩くと、要所要所でセリフが聞こえてきて話が進む、というアトラクションでした。こちらは謎解きというわけではないのでした。
 プレイヤーである私が、ねったいかんの入口をくぐった途端に異世界へ飛ばされたという設定であったようです。この設定に気づくまでに少し時間を要したため、最初のうちは何が起こっているのかよくわかりませんでした。ともかく「ジャングルの魔女」ということになっている「けやき」という女の子が私を助けて、元の世界に戻るための手段を探し、いろんな精霊のもとをめぐってゆくというストーリーなのでした。
 それはまあ良いのですが、4役くらいのキャラクターの声をやっているのが、どうやらひとりだけしか居ないようで、いろんな声色を使い分けてはいるものの、ときどき誰がしゃべっているのかわからなくなるというきらいがありました。ヘッドセットなどにはけっこうなお金をかけているようなので、もう少し声優さんをちゃんと雇って演じて貰えば良かったのに、と思ってしまいました。
 ちなみに魔女「けやき」自身もほかの世界からこのジャングルに飛ばされてきていて、何か大切なことを忘れているということになっていました。実は謎解きイベントのほうのヒロインと同じ女の子ということであったようです。
 他愛もないストーリーではありましたが、ねったいかんの構造と順路をうまく応用していて、よくできていると思いました。
 ただ、時おりセリフのゾーンが混線することがありました。急にいままでとつながらないようなセリフは聞こえてきて、どうもだいぶ先のほうのセリフであったとあとでわかったりしたのでした。順路が曲がりくねっているために、先のセリフのゾーンが、空間的にはかなり近いところにあって、そこのセリフが飛び込んできたようです。
 そうかと思うと、セリフが聞こえるべき場所に行っても何もはじまらなかったりということもありました。そういうときは、何箇所か設けられた「再開ポイント」というところに行って、専用スマホを操作します。するとそのポイントから物語が再開されるのでした。セーブポイントみたいなものですね。
 マダムも私もトラブルがありましたが、私のときは画面タッチの力加減を間違えたか、スマホの初期画面にまで戻ってしまってらちがあかなかった、なんてこともありました。なぜか「キオクの町」のほうのアプリが作動してしまったりして。
 受付のところに居た、年配の男性のスタッフ(館長?)が館内を巡回しており、たまたまそのトラブルのところへ来合わせたのでなんとかなったものの、一時は中断しなければならないかと思ったほどでした。プレイ後に答えたアンケートにも、「問題なく最後まで遊べた」「途中つながらなくなったりしたがクリアできた」「途中つながらなくなったので中断した」などの選択肢のある設問があって、通信トラブルはけっこうあったものと思われます。まだまだこの種のサウンドアトラクションは、安定したシステムとは言えないのでしょう。

 クリア直前にあった図書室で、マダムが絵本を読みはじめたりしたもので、時間を食いましたが、およそ1時間でクリアしました。規模としてもちょうど良い感じでした。
 機材を返して、今度は高島平駅に戻らず、バスの操車場に直接向かいました。前回来たときに、駅など経由しないほうが近いだろうと推測したのですが、そのとおりで、清掃工場の脇を通ってゆくとだいぶショートカットできました。ねったいかんも、その隣にあった温水プールも、ゴミ焼却の排熱を利用して運営しているのです。私の住まいする川口市のゴミ処理場にも温水プールがありますが、植木の街を標榜しているくらいなのだから、川口こそ温室植物園のたぐいを建てても良いのではないか、と考えたりしました。
 バスは赤羽まで一気に戻ります。高島平という街、電車で行こうとするとなかなか面倒なのですが、バスだとわけないことがわかりました。まあ、そんなに用事も無さそうですが。
 サウンドアトラクションは愉しめましたが、やはり謎解き要素の無いイベントというのは、私にはいささか物足りないようでもありました。「キオクの町」ができなかったのは残念ですが、また何かの機会もあるでしょう。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。