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パリは匂っているか [世の中]

 フランスの各都市が、清掃局員のストライキでえらいことになっているようです。すでに何十日もゴミの収拾がおこなわれず、パリをはじめとして多くの都市が、悪臭に包まれているという話です。年金政策の改定に反対してのこととされていますが、その改定案は通ってしまったようで、ストライキはいつまで続くのか予想がつかない状況になってしまっているとか。
 向こうでは、住んでいる日本人が見かねて自主的にゴミを拾ったりすると、清掃局員の仕事を奪う行為だとして批難されたりもするようで、なんとも面倒くさい管轄意識があるらしく、清掃局員のストライキがあっていろんな街が汚れても、自主的にゴミ収拾しようというような人は現れないと思われます。また、そんなことをしていたら「スト破り」として暴行を受けたりするのかもしれません。
 まあ、パリというのはもともと「悪臭の都」でもありました。王様すら、パリのあまりの臭さにたまりかねて、ヴェルサイユに逃げ出したほどです。そのヴェルサイユ宮殿にもトイレというものを作らなかったので、人々は庭園のあちこちで用を足したのでした。王様自身は、玉座を便座として作らせ、そこで垂れ流しながら執務をおこなったとか。謁見の場もすごい匂いであったことでしょう。フランス人、というより当時のヨーロッパ人は、トイレというものを根本的に理解していなかったのです。

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「地下謎2014REVIVAL」解決篇 [趣味]

 3月8日(水)10日(金)にプレイした、「地下謎への招待状2014REVIVAL」の解決篇です。19日にイベントが終了したので書くことにしました。
 もっとも、それぞれの謎の答えは、すでに特設サイトのヒントページに明かされていました。謎に対するヒントが何段階かに分けて記されていたのですが、どうしても解けない人向けに、最後には答えまで明示されていたのです。従って、クリアできなかったという人はほとんど居ないと思われます。私も、答えを提示するというよりは、当日の行動をリプレイしてみるというほうが重点になるでしょう。
 8日にプレイするにあたって、10時半ごろから出かけようと思っていたのが、結局12時近くなってしまったということは前に書きました。どこかに「クリアするまでは4時間ほどはかかる」と書かれていたのをマダムに言ったところ、早く出かけるモティベーションを失ってしまったのかもしれません。マダムは18時までに、お茶の水にあるフランス語の学校へ行かなければならなかったのですが、所要時間4時間と聞いて、どこかでお茶でも飲んだとしても昼からで充分という気分になってしまったのでしょう。
 しかし、4時間というのはよっぽど条件の良い状態でのクリア時間で、なかなかそうもゆかず、結局8日のうちには解ききれずに、翌々日の10日に続きをしなければならなかったということも、すでに書きました。
 その様子を、順を追って書きたいと思います。

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コロナ第5類へ [世の中]

 5月8日から、武漢コロナウイルスによる症状が第2類感染症から第5類に引き下げられるそうです。第5類というと、季節性インフルエンザなどと同等で、まあ「よくある流行病」という扱いになるということでしょう。
 これにより、われわれの……というよりも行政側の扱いがいろいろ変わるようです。
 まず、行動制限がかけられなくなるとか。緊急事態宣言が出せなくなり、入院の勧告や指示、外出自粛要請などをおこなうことができなくなります。外出自粛など、インフルエンザでもありそうですが、あれはあくまでも医者の判断による指示で、行政的な強制性は無いということなのでしょう。
 また、入院や診療の受け入れが一部医療機関だけでなく、一般のクリニックなどでもおこなえるようになるようです。私が発病したとき、熱が出たので近くのクリニックに電話したら、
 「うちはそういうのは診てませんから」
 とにべもなく断られましたが、そういうことはなくなるという理解で良いでしょうか。
 診療や入院にかかる費用は、第2類だと全額公費負担であるのが、第5類だと一部自己負担になるとのこと。ただしいきなりそうすると受診控えが起きる危惧があるため、しばらくは公費による負担を検討しているそうです。

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「地下謎2014REVIVAL」挑戦記 [日録]

 私らが最初にチャレンジした本格的な鉄道謎解きは、「地下謎への招待状2016」でした。その前にやった大原美術館とタイアップしたミステリーラリーは、訪れてスタンプを捺すべき駅の割り出しがパズルになっていただけで、最終問題以外は出先で謎を解く必要が無く、本格的とは言いがたいものでした。
 「地下謎への招待状」はそのときが第3回でした。どうも私らは第3回くらいから参加することが多いようです。都営&京王が主催する「鉄道探偵」シリーズも第3回からでした。
 scrap社が制作し、東京メトロが開催する「地下謎」は、毎年秋から翌年の春先ころまでおこなわれ、年々プレイヤーを増やしました。安からぬ「謎解きキット」を購入しなければなりませんが、特製24時間パスなどさまざまなギミック満載で、もともと迷宮のように複雑怪奇な東京メトロの路線や駅を「探検」するような気分が受けたのでしょう。
 第6回からは、テレビCMまで打たれるようになりました。「30万人が参加!」とか喧伝していました。
 しかし、それがかえって良くなかったかもしれません。
 プレイヤーが密集する箇所がいくつも発生してしまったのです。

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足立区街歩き(その2) [日録]

 足立区の街歩きイベント「見つけ出せ、足立に眠る真実の宝」の後半をプレイしてきました。
 タカラッシュ!社の謎解きイベントですが、鉄道謎解きというわけではなく、街歩きをメインとする企画です。足立区内の4つのエリア(全部解き明かすと5番目のエリアが解放される)を歩き回って手がかりを集め、それぞれの宝(クリアキーワード)を入手するというものです。
 3月3日(先週の金曜)に開始したのですが、北千住綾瀬竹ノ塚の各エリアを歩くだけで、体力的にも時間的にも限界を迎えました。10時半ごろにはじめたのに、この3エリアだけで17時近くまでかかってしまったのです。謎解きが難しいということはなかったのですが、手がかりのある3つの地点、そしてその手がかりから導かれる宝(クリアキーワード)のある地点を徒歩で移動するだけで、各エリア5キロ以上歩かされる仕様になっていたのです。万歩計でカウントされた歩数からすると、たぶんもっと多いでしょう。
 あまり休みも無く歩きすぎて、すねのあたりは攣(つ)りそうになるし、太ももはぱんぱんになってくるし、とても第4のエリアである舎人公園エリアに続ける気力も無くなって、途中でリタイアしたのでした。冊子にも、探索は9時~17時のあいだを推奨されていましたので、そろそろ中断すべきところでしょう。

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足立区街歩き(その1) [日録]

 日付が変わってしまいましたが、3月3日(金)のことを書いておきます。
 足立区の街歩きをしてきました。
 タカラッシュ!社の謎解きイベントですが、鉄道謎解きではなく、街歩きがメインです。前にやった品川区川越の街歩きイベントに類するもので、立ち寄る駅は最初から明かされています。その駅を起点にして、いくつかの地点で手がかりを拾うという方式です。タイトルは「見つけ出せ、足立に眠る真実の宝」……
 例によって冊子を入手しなくてはなりませんが、配布場所がわかりづらかったので、今回はサイトからダウンロードしました。いま使っているレーザープリンターは、デフォルト設定で両面印刷ができますし、インクジェットと違って水濡れしてもにじんだりしません。かなりページ数のある冊子でしたが、問題なくプリントアウトでき、それをホッチキス留めして持ち歩きました。
 その冊子に、すでに起点とする駅は明示されていますので、ネタバレにはならないと判断します。北千住綾瀬竹ノ塚舎人公園です。ただし綾瀬と舎人公園は、北綾瀬とか見沼代親水公園など、周辺駅のいくつかもからむことになっています。

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プレトニョフのリサイタル [日録]

 一日遅れましたが、昨夜(2月28日)はミハイル・プレトニョフのリサイタルを聴きに行っていました。しばらく前にマダムが衝動的に入場券を買ったのですが、そのとき一緒に行くかどうかと電話がかかってきたのでした。プログラムがショパンの前奏曲集作品28と、スクリャビンの前奏曲集作品11で、ショパンだけだったらあまり食指が動かなかったのですけれども、スクリャビンを弾くというので私も同行する気になりました。
 スクリャビンの前奏曲はかなりたくさんありますが、いわゆる「24の前奏曲」として、ショパンのと同じく全調で書かれたのは作品11だけで、あとは2~6曲くらいの組になっています。その中には、作品11を作るときに没になったのをあとでまとめたのではないかと思われるものも含まれています。
 作品11の前奏曲集は、譜面も持っていますし、何度か弾こうとしたこともあるのですが、なかなか難儀な曲も多く、弾きこなしたとはとても言えません。いちど生で聴いてみたいとは思っていました。
 午後に仕事が入っていたので、それを済ませたあと、マダムと初台駅で待ち合わせました。オペラシティコンサートホールで開催されたのです。B席ということで、横壁に張りついたような3階席で、演奏者の表情などはほとんどわかりませんが、音は悪くありません。2階席・3階席を含めて、ほぼ満席でした。プレトニョフの人気のほどが窺えます。

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