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プレトニョフのリサイタル [日録]

 一日遅れましたが、昨夜(2月28日)はミハイル・プレトニョフのリサイタルを聴きに行っていました。しばらく前にマダムが衝動的に入場券を買ったのですが、そのとき一緒に行くかどうかと電話がかかってきたのでした。プログラムがショパンの前奏曲集作品28と、スクリャビンの前奏曲集作品11で、ショパンだけだったらあまり食指が動かなかったのですけれども、スクリャビンを弾くというので私も同行する気になりました。
 スクリャビンの前奏曲はかなりたくさんありますが、いわゆる「24の前奏曲」として、ショパンのと同じく全調で書かれたのは作品11だけで、あとは2~6曲くらいの組になっています。その中には、作品11を作るときに没になったのをあとでまとめたのではないかと思われるものも含まれています。
 作品11の前奏曲集は、譜面も持っていますし、何度か弾こうとしたこともあるのですが、なかなか難儀な曲も多く、弾きこなしたとはとても言えません。いちど生で聴いてみたいとは思っていました。
 午後に仕事が入っていたので、それを済ませたあと、マダムと初台駅で待ち合わせました。オペラシティコンサートホールで開催されたのです。B席ということで、横壁に張りついたような3階席で、演奏者の表情などはほとんどわかりませんが、音は悪くありません。2階席・3階席を含めて、ほぼ満席でした。プレトニョフの人気のほどが窺えます。

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