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挑戦できなかった記 [日録]

 今日は、板橋区高島平周辺で開催している街歩き謎解きイベント「少女と絵本とキオクの町」というのをプレイしてこようと思っていました。
 珍しく、マダムがどこやらでパンフレットを入手してきたのです。私の分もと言って、2部持ってきました。
 珍しくと言いましたが、考えてみれば謎解きイベントを最初にやっていたのは、私ではなくマダムでした。最初はスタンプラリーのたぐいで、事前にパズルを解いて東京メトロの駅名を割り出し、その駅へ行ってスタンプを捺し、最後の駅(というか美術館)へ行くとクリア景品が手に入るというイベントでした。
 それからやはり東京メトロの「地下謎への招待状」や、都営地下鉄京王が共催の「鉄道探偵」などのシリーズものを手がけるようになりました。「地下謎」は確か私がメトロの駅で注意していてポスターを発見したのでしたが、「鉄道探偵」を見つけてきたのはマダムだったと思います。鉄道謎解きイベントは、夫婦揃っての趣味としてはじまりました。
 メトロと美術館めぐりを組み合わせた「ミステリーラリー」シリーズもふたりでやりましたし、西武鉄道が主催の「WEST CODE」シリーズ、それから千葉県の謎解きのシリーズなど、ずいぶん一緒にやってきました。

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紫式部とその時代 [ひとびと]

 今年のNHK大河ドラマは、紫式部が主人公ということで、いつもと毛色が変わっているように思えたので、とりあえず視聴をはじめています。
 大河ドラマが扱う年代としては、平将門を主人公とした「風と雲と虹と」に次いで古い時代ということになります。前九年の役を描いた「炎立つ」よりも前になります。
 どうもこれまでの実績を見る限り、大河は戦国時代を扱わない限り視聴率が伸び悩むという傾向が見て取れます。しかも戦国時代の中でも、信長・秀吉・家康の三英傑にからまないと難しいようで、この三人が出てこなかった「毛利元就」などはあまり伸びなかったようです。
 よく知らなかった時代や事件を、巧みなドラマ作りで見せてくれるのが大河ドラマの醍醐味であるように、私などは思えるのですが、どうも世間の人々は、「自分が知っている話」を見るほうを好むようです。
 「知らない人ばかり出てきて面白くない」
 という評が堂々と語られていたりするので、一般の歴史についての関心というのはその程度のものなのだなあと慨嘆したくなります。さて、そうしてみると、平安中期という時代はいかがなものでしょうか。

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「山手線謎めぐり2023」解決篇(4) [趣味]

 去年の11月23日に鉄道謎解きイベント「FUN! TOKYO! 山手線謎めぐり2023・都市伝説を追いかけて。」をプレイし、さらにその「続編」を、年の瀬も押し詰まる12月30日にプレイしました。その続編のほうの解決篇続きです。
 「スタート謎」を解き、最初の駅恵比寿を訪れて設置された謎を解いた私たちですが、「まとめ謎」を解くにあたって、「必要」と記されていた本編の謎解きキットを忘れてきたことに気がついたのでした。これでは「まとめ謎」を解くことができません。
 本来、「まとめ謎」を解いて出てきたキーワードを謎解きサイトに送信すると、ストーリーが動いて、次に訪れるべき駅が明かされるという手順になっているのですが、実は「次に訪れるべき駅」は、謎設置ポイントを示したマップを見ると一目瞭然で、別にサイトから教えて貰わなくとも構いません。恵比寿の次の駅である品川も、プレイ開始前にわかっていました。
 ということは、キーワードを送信せずとも、先を進めることは可能でしょう。本編のキットが必要なのはおそらく「まとめ謎」だけであり、そこをスルーして謎設置ポイントをめぐれば、この日出てきたことは無駄にならないはずです。

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「山手線謎めぐり2023」解決篇(3) [趣味]

 この1月21日に終了した鉄道謎解きイベント「FUN! TOKYO! 山手線謎めぐり2023・都市伝説を追いかけて。」本編は去年の11月23日にプレイし、無事クリアしましたが、なんとこの謎解きには「続編」がありました。しかも「続編」用の謎解きキットを追加購入しなければならないというあこぎさです。
 しかしここまで来ては、「続編」をやらないわけにはゆきません。日を改めてプレイしたので、その話を書いておきます。
 と、その前に、本編には「おまけ謎」というのがついていました。「おまけ」のくせに「最終問題」などと豪語しています。本編の「プロローグ用紙」にしるされているもので、指定された4つの飲食店に行くと謎が入手でき、その答えを送信せよというものでした。
 指定された店は、秋葉原「Sta.神田」原宿「猿田彦珈琲」高田馬場「Beck's」浜松町「珈琲館」でした。当然ながら、これらの店に入店して飲み物やら食べ物やらを注文しないと謎が手に入らないわけで、どうしようかと迷いました。
 答えは、空きマスを埋めるというよくある方式でしたが、その空きマスを眺めていて、ふと気がつきました。秋葉原の答えは5文字、原宿の答えも5文字、高田馬場の答えは6文字、浜松町の答えは7文字になっているではありませんか。いくつかのマスにはアルファベットがA~Eまで振られています。
 まさかね~、と思いながら、各マスに駅名「あきはばら」「はらじゅく」「たかだのばば」「はままつちょう」をそのまま埋め、アルファベットが振られているマスの文字を順番に読んでみました。

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「山手線謎めぐり2023」解決篇(2) [趣味]

昨年11月23日にプレイした謎解きイベント「FUN! TOKYO! 山手線謎めぐり2023・都市伝説を追いかけて。」の解決篇続きです。
 東京駅・上野駅周辺の謎解きを終え、第3の駅である池袋へやってきましたが、ここでひとまず時間切れ。同行のマダムが、仕事の関係で、13時半から15時にかけてある生配信動画を視聴しなければならず、池袋に着いて早々、カフェ・ド・クリエの一席に陣取ってしまったのでした。本当は池袋での謎解きを終えてから中断したかったのですが、出足が予定よりも1時間以上遅れてしまい、そのほかにもいろいろと余分な時間を費やす要素があって、2駅分しか終えられませんでした。

 とはいえ、私も便々と待っているだけではなく、マダムが動画視聴中に、池袋の謎をほぼ解き終わっていました。指定された場所に行かなければわからないこともありましたが、このよだかのレコード社の謎解きは、いくつかの地点を訪ねて謎を解き、その答えを踏まえて最後に「まとめ謎」というのを解く方式になっています。つまり、「まとめ謎」から逆算してそれぞれの答えを予測することも、いつもではありませんが可能な場合があるのでした。

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「山手線謎めぐり2023」解決篇(1) [趣味]

 去年の11月23日にプレイした鉄道謎解きイベント「FUN! TOKYO! 山手線謎めぐり2023・都市伝説を追いかけて。」が、本日1月21日で会期を終えましたので、またリプレイを書いておきます。なお、この謎解きは本編のほか、「おまけ謎」「続編」もありましたので、そちらについても記すことになります。
 山手線を舞台にした謎解きイベントを私がプレイするのはこれが4度めです。2020年「6枚の写真に隠された秘密」2021年「不思議な蝶の願いごと」2022年「7つの奇妙な足跡」に続いてこの「都市伝説を追いかけて。」になるわけです。19年以前にやっていたかどうかは記憶にありませんが、JR東日本「FUN! TOKYO!」キャンペーンの開始と連動していたはずですので、たぶん20年が最初ではないかと思います。
 「6枚の写真」と「蝶」は、NAZO×NAZO劇団の制作でした。ここの謎解きイベントには、それまでも何度か参加しています。「足跡」から制作会社が変わってよだかのレコード社となりました。ここはそれまで知らなかったのですが、鉄道と関係の無い謎解きイベントなどを手掛けていたところであるようです。この7年ばかり、いろいろなイベントをプレイして、制作会社によるそれぞれの特色や癖などもなんとなくわかるようになっていたので、「足跡」をプレイするときには新鮮な気分でした。

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還暦について [いろいろ]

 早いもので、私も還暦とやらに達しました。還暦というのは満60歳のことだと思っている人が多そうですが、そうではなく数え61歳のことですので、誕生日にならなくとも、その年の正月からもう還暦です。私は8月末の生まれなのでまだ満60歳にはなっていませんが、すでに還暦にはなっているわけです。
 今さらですが、いちおう還暦ということの意味合いを説明しておきます。
 干支(えと)というのがあります。干支とは子・丑・寅・卯……のことだと、これまた思っている人が多いかもしれません。これも不充分な理解で、子・丑・寅・卯……というのは十二支です。そのくらいわかっているよと言われそうですが、現代では十二支と干支を同一視することが多いように思います。
 十二支のほかに十干(じっかん)というのがあり、甲・乙・丙・丁……というのがそれです。この十干と十二支を組み合わせたものが干支なのであって、字面を見てもそれははっきりします。
 そして、どちらが重要かというと十干のほうなのでした。「干」とは「幹」であり、「支」とは「枝」です。幹、枝という文字をよく見ると、干、支がそこに含まれていることがわかります。
 十二支を全部憶えている人は多いでしょうが、十干を憶えている人は少ないかもしれません。昔は成績表などで甲・乙・丙……という点がつけられていたものですが、いまはまず見ないでしょう。

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能登という土地 [世の中]

 元日に起こった能登を中心とした大地震は、日を追うにつれて被害の深刻さが拡がりつつあるようです。すでに死者は160人を超え、避難所収容者は数万人に達するそうです。倒壊した建物の映像が次々と入ってきています。
 東日本大震災のとき、建物の倒壊や火災ということがほとんど起こらず、揺れた直後の段階では死者もごく少数だったことを思い出します。
 あの震災による2万人近い死者のほとんどは、津波によるものでした。だから私は「大津災(だいしんさい)と呼んだほうがふさわしいのではないかと思ったほどです。陸前高田などほとんど街ごと津波に持ってゆかれたようなものでしたし、駅や鉄道線路なんかもだいぶ持ち去られました。一昨年の秋、私は常磐線の特急に仙台まで乗ってゆき、津波の爪痕が10年以上経ってもまざまざと残されているのを車窓から見て、暗然たる想いになったのでした。
 それと共に、津波さえなければ地震の被害は驚くほど少なかったのではないかと思え、日本の耐震技術のものすごさに感心し、また誇らしくも思ったのです。たぶん、同じ規模の地震がどこか外国で起こっていたら、死者は6桁になっていたに違いありません。
 この分なら、ずっと懸念されている南海地震が起こっても、津波さえ対策すれば、そう怖れるには及ばないのではないかという気がしました。

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不穏な三が日 [日録]

 皆様、あけましておめでとうございます。
 2024年は、元旦能登を中心とした大地震と津波が発生し、2日には羽田空港で旅客機と海上保安庁の飛行機が衝突して炎上し、何やら幸先の悪い幕開けとなってしまいました。
 お正月気分でおせちなどをつついていたところをいきなり被災者となってしまった人々は、地震や津波の恐怖もさることながら、悪い夢でも見ているような気分だったのではないかと拝察いたします。
 旅客機には奇跡的にひとりの死者も出なかったとはいえ、荷物は全滅だったわけですから、せっかくのお土産や想い出の品がすべて灰燼に帰した虚しさはたとえようも無いものがあるでしょう。補償は出るにしても、お金には代えられないものもあったと思います。
 一方海保機のほうには5名の死者が出ました。海保機は能登沖に向かうために離陸を焦っていたというような話もあり、そうだとすると元日の大地震と2日の炎上事故はまぎれもなく関連していたということになります。どうにもやりきれない話です。
 ともあれ、犠牲になったかたがたには衷心よりお悔やみ申し上げます。またそのほかの被害者の皆様にも声援をお届けしたいと思っております。

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