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字幕のお仕事・動画篇 [お仕事]

 コロナ禍で演奏会などが開きづらくなりましたし、開いてもお客を半分しか入れられないというような状況が長く続いています。
 それで、リモート演奏会といったことをする人も多くなりました。演奏しているところを撮影し、動画配信サイトなどにアップロードしてパソコンやスマホで聴いてもらおうという試みです。有料の場合と無料の場合があり、有料にしようとすると設定が微妙にややこしいようですが、ともかくそういうのがこのことろ増えてきました。
 また実際に演奏会をしたときも、動画撮影しておいてあとで配信することが多くなってきたようです。Chorus STこの前そんなことをしました。
 この傾向は、コロナ禍になる以前からはじまっていましたが、コロナ禍でいっそう加速したと言うべきかもしれません。
 板橋区演奏家協会でも、動画配信を利用することが増えてきています。
 それまでも撮影はしていて、あとでDVDなどにして希望者に販売するということはずいぶん前からおこなっていたのですが、何しろ潤沢な予算がある団体というわけではないので業者に発注するというわけにもゆかず、DVDにしろCDにしろ、1枚1枚手焼きでダビングしてゆかなければならず、担当者はけっこう大変なのでした。

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「WEST CODE タイムトレインの切符」挑戦記 [日録]

 オリンピック開会式を前に、本来今週の月曜日(19日)であったはずの海の日が移動して休日となった今日ですが、私はまた鉄道謎解きに挑んできました。こんどは西武鉄道のイベントです。
 「WEST CODE」というシリーズで、これも今年が3回目だそうです。いままでの2回をやっていたことに気がつかなかったのが不思議です。そういえば東京メトロ「地下謎への招待状」都営地下鉄&京王「鉄道探偵」も、第1回・第2回は見逃してしまい、第3回からの参加となりました。2回目までを見逃す呪いにでもかかっているのだろうかと疑いたくなります。
 謎解きの制作はおなじみタカラッシュ!社で、よくまあこれだけいろいろなシリーズを手掛けられるものだと感心します。スタッフは何人くらい抱えているのでしょうか。
 とはいえ、鉄道探偵シリーズのような、シリーズで一貫した設定があるというわけではなさそうです。テレビドラマで言えば「世にも奇妙な物語」みたいな、微妙にSFともファンタジーともつかないオムニバスストーリーが毎回繰り拡げられるといった趣向でしょうか。
 今回のサブタイトルは「タイムトレインの切符」で、「過去へ戻る為のタイムトンネル」を発見するのがクエスト内容です。友達とケンカし絶交した「私」(男だか女だか微妙ですが、最後で判明します)が、後悔した末に、相手とやり直したいと願ったところ、「時代を旅するタイムトレインの切符ここに眠る」と書かれたメモを発見し、そのメモに記された暗号を解読してゆく……というストーリーでした。

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ブラームスと琴 [いろいろ]

 ブラームスが日本の琴を聴いたことがあるらしい、しかもそのシーンを描いた絵画が遺されている……とマダムから聞いて、びっくりして「ブラームス 琴」で検索してみました。
 すると、一部の人にはずいぶん有名な話だったようで、けっこう多くの検索結果が出てきたのでした。
 その絵画というのは、日本画家守屋多々志の作品で、『ウイーンに六段の調(ブラームスと戸田伯爵極子夫人)』と題された屏風絵です。発表は1992年だそうですので、わりに新しい絵であって、「遺されている」というほどのことはありません。新しい知見に基づいて、想像で描いたものです。
 その新しい知見をもたらしたのは、ウイーン楽友協会アルヒーフ室長オットー・ビーバ博士です。もう8年くらい前になりますが、この人の講演を聴きに行ったことがあります。そのときは「第九初演の真実」という講演で、タイトルから期待してしまう「衝撃の真相!」というような内容ではありませんでしたが、楽友協会に残された資料からベートーヴェンの「第九」の初演の様子を坦々と再構成するというものでした。なかなか興味深い話で、1時間半ほどの講演がとても短く感じられたほどです。
 ちなみに、アルヒーフというのはアーカイブのドイツ語読みで、資料室長、文献室長、といった肩書ですね。
 このビーバ博士が、1980年代半ばごろに、楽友協会が蔵していた一冊の本を発見したのです。

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