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セルフレジの導入 [世の中]

 近くの西友セルフレジが導入されました。
 セルフレジにはいくつかのタイプがあります。こんど導入されたところのは、オールセルフで、客が自分で商品のバーコードをリーダーにかざし、その場で会計してゆくというもので、西友の他の店舗ではすでに導入されていました。
 それとは違うタイプのが、私の買い物範囲ではマルエツヤオコーに導入されています。こちらはレジ打ちはいままでどおり店員がおこない、最終的な支払いだけ客が自分で入金するというものです。たいていひとつのレジに対して機械が2台用意されています。スーパーマーケットのレジで、いちばん時間を食うのが、支払いの過程ですから、そこをセルフにしただけでも効率はだいぶ上がります。2台ありますから、前の人が多少手間取っていても、次の客が支払いをはじめられるわけです。
 西友のオールセルフレジは、さらに店員の負担を減らすべく導入されたのだと思われます。いままで近所の西友には4列のレジが設置されていましたが、店員が全レジに配置されていることは滅多にありませんでした。たいていは2列、せいぜい3列で、4列全部解放するのはよほど混んでいて、なおかつ人手に余裕があるときに限られていたようです。それが一挙に8台のセルフレジが設置されたので、回転効率は飛躍的に上がることが期待されます。
 ……しかし、導入早々のいまのところ、店員の負担はむしろ増しているように思われました。

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回転寿司放談 [いろいろ]

 夕食に、マダムと一緒に寿司を食べに行きました。
 大した寿司屋というわけではありません。よく知られたチェーンの回転寿司です。私の家からは、自転車で10分ばかりのところに2軒ほど、安い回転寿司屋があります。もう少し近いところにも回転寿司は数軒ありますが、そちらは少し高めなので、まだ行ったことがありません。
 私の住んでいる川口市と、隣町である戸田市との市境あたりに、中型どころのショッピングモールがあり、その中にある回転寿司屋によく足を運びます。正月、毎年のように行っている七福神めぐりの締めとして、最後のお寺からほど近いそのショッピングモールに行って寿司を食べ、さらに少し戸田側に入ったところにあるスーパー銭湯「七福の湯」に立ち寄るのが鉄板コースとなっています。七福神めぐりの最後に「七福の湯」とはなんと語呂の良いことか、と最初の年には思ったものでした。
 そのほかのときでも、その寿司屋には年4、5回くらいは行っていると思います。

 寿司というのは外食としては高級なほうだという意識があったのですが、回転寿司屋だと、他の店で食事するよりもむしろ安上がりなことが多いようです。しかも腹具合によって食べる量を調節できるのが便利です。
 回転寿司の場合、たいていひと皿に2貫ずつ載っているので、マダムとふたりで行く場合は、1貫ずつシェアします。そのほうがいろいろな種類を食べられて満足度が上がります。かなりおなかがすいていても、ふたりで20皿も食べれば充分満腹します。ひと皿100円で、外税だったとしても2160円で、夕食でその程度で済む店というのはそう多くありません。いわゆる定食屋とか、あるいはファストフードに近い牛丼屋みたいな店に限られるでしょう。

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マレーシアの政権交代 [世の中]

 マレーシアの総選挙で、92歳マハティール氏が首相に返り咲いたというニュースには驚きました。
 マハティール氏といえば、「ルック・イースト」政策で知られています。西洋文明に倣うよりも、東洋、とりわけ日本を模範として国の発展を図るべきだという主張です。中国・韓国はもとより、東南アジア諸国にも先の戦争でのことでずいぶん恨まれているに違いないと自虐的になっていた当時の日本人が、マハティール氏の言動にどれほど救われたか、いまではむしろ想像がつきづらいかもしれません。そのころの日本の謝罪外交を批判した最初の外国首脳のひとりでもあります。非公式に言う人はそれまでも居たと思いますが、公式な場で
 「日本はこれ以上、先の戦争のことについて謝る必要は無い」
 とはっきり言ってくれた首脳はそれまでほとんど居ませんでした。
 そういう意味では、台湾李登輝元総統と並んで、日本人の自尊心の回復に非常に寄与してくれた人であったと思います。中国人や韓国人からしてみれば、

 ──余計なことをしやがって!

 と言いたいところだったかもしれませんが。
 かつて22年間というもの首相の座にあり続けて、いわゆる「開発独裁」の典型とも言われました。発展途上国が急速な発展を図るときに、ある程度国民の自由を制限しても、強力なリーダーが牽引したほうが良いというのが開発独裁の考えかたです。インドネシアフィリピンなどでまずこの言葉が使われましたが、マハティール氏はスハルトマルコスに較べてより開明的であり、また私腹を肥やすことが無く、ややダーティなイメージのあった開発独裁という言葉に、もっと明るくポジティブなイメージを付け加えた人だったと言えましょう。

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「アートピアノ」を観る [日録]

 ゴールデンウィーク後半、私は主に在宅してこまごまとした用事を済ませていたのですが、マダムは恒例の「ラ・フォル・ジュルネ」に通い詰めていました。
 このイベントについては前にも書いたことがありますが、フランスナントではじまった一種の音楽祭です。会期中、いくつかの会場で同時進行でいろんなミニコンサートが開催されます。お客はスケジュール表を見ながら、自分の好きなコンサートに足を運びます。入場料は廉価(ナントの場合、6ユーロ~15ユーロ程度)に抑えられているので、気軽に聴くことができ、いままで音楽にあまり縁の無かったような人たちも、クラシックに触れる契機になるというものでした。
 「ラ・フォル・ジュルネ」はいろんな国、いろんな都市で開催されるようになりましたが、東京の場合、少々趣旨が違ってきているような気がします。本来、入場料が安く抑えられるのは、提唱者であるルネ・マルタン氏の主張に賛同した音楽家たちが、ほとんど手弁当というべき安いギャラで集まって、それぞれに好き勝手なこと(いちおう全体のテーマのようなものはありますが)をして貰えるからです。それを考えると、出演者は大半が同国人であるべきでしょう。
 ところが東京大会では、やたらと海外からの来日演奏家が多く、またそういうコンサートばかり客席が埋まります。当然アゴアシ付きで呼ぶわけですので、ギャラも高くなり、入場料もその分跳ね上がります。6ユーロ(660円くらい)で聴けるプログラムなどまず見あたらず、15ユーロ(1650円くらい)というのも数少なく、大半は2000円とか2500円を要することになっているのでした。ひとつのコンサートはせいぜい45分くらい、つまり普通の演奏会の半分くらいですから、この値段ではちっとも安くありません。ナントのイベントでインタビューを受けた老婦人は、20くらいのコンサートをハシゴしてすっかり堪能したと言い、約100ユーロくらい費やしたということだったのですが、東京では4つ5つ聴くだけで1万円に達してしまいます。どうもマルタン氏の狙いとは違うことになっているように思えてなりません。

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湯野上温泉とワールドスクウェア(2) [旅日記]

 5月1日(火)の朝に浅草を発った私たちは、約4時間かけて南会津湯野上温泉まで行き、そこからほど近い大内宿を見物してから、予約してあった宿へ到着しました。
 看板には民宿とありましたが、ロビーは妙にオシャレだし、カウンターバーまであるし、私などの持っている民宿のイメージとは少々食い違います。ペンションとでも呼んだほうが良いのかもしれません。
 8つある客室には、いずれも源氏名がついていました。私たちの部屋は「明石の上」です。
 部屋の窓からは、大川の対岸にある山が視界いっぱいに眼に入ります。シンプルで静かな山間(やまあい)の温泉宿なのでした。
 そのお湯は、澄明な弱アルカリ泉なので、白濁した硫黄泉のようなありがたみは感じられませんが、しばらく入っているとほかほかとからだの内側から温まってくるようでした。
 露天風呂がありましたが、思いきり畑に面しているので、面食らいました。もちろん男湯だけの話ではありますが、本当に地続きで畑になっており、あいだには目隠しも何も設置されていません。畑に人が出ていたら丸見えです。たぶんその畑は、宿が自分で持っているものなのだろうと思われましたが、耕作や収穫がはじまってしょっちゅう人が出ている時期にはどうするのでしょうか。まあ、おおらかといえばおおらかな露天風呂なのですが。
 食事はJらんの説明などでも自讃していたとおり、大変グレードの高い料理でした。メインディッシュというか、この宿がいちばん売りにしているのが、イワナの唐揚げで、串に刺して塩焼きにするくらいしかイメージの湧かないイワナという川魚が、これほどゴージャス感のある料理になるものかと驚きました。

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湯野上温泉とワールドスクウェア(1) [旅日記]

 5月1~2日と、骨休めのため温泉に行っていました。
 1泊で行ってこられるところというと、そんなに遠くは無理です。それでも少し目新しいところに行ってみたいと思いました。
 2月には湯河原へ行ってきましたし、山梨県方面はわりに行く機会が多く、群馬県方面も毎年のように出かけています。千葉方面には本来の温泉はあんまり無さそうです。近年掘られたボーリング温泉くらいでしょう。
 どういうきっかけで思いついたのだったか忘れてしまいましたが、久しぶりに会津方面はどうだろうかと考えました。
 会津方面には、2008年09年のゴールデンウィークに続けて行きましたが、それ以来ですので、9年ぶりということになります。この2回は、いずれも裏磐梯の、五色沼の近くの宿に泊まりました。最初の年はペンション、2年目はホテルです。このホテルは東京近辺から無料送迎バスを走らせており、交通費が一切かからない上にいろいろ特典がついたりしていたので、いずれまた行きたいと思っていたのですが、その後ホテルのサイトを見たら、送迎バス付きのプランが無くなっていたので残念です。会津なので、原発事故の起きた浜通りとは全然関係が無いのですが、同じ福島県ということでいろいろ風評被害があってお客が減り、そんなに太っ腹なプランを維持する余裕が無くなってしまったのかもしれません。
 今回は、いわば北会津地方である裏磐梯ではなく、南会津地方を目的地にしようと思いました。

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