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続・いろいろ変革のきざし [世の中]

 緊急事態宣言が撤回され、ようやく少しずつ世の中が動きはじめた感じです。政府も都道府県も、このまま停滞が続くと、景気その他に回復不能なほどのダメージが与えられてしまうことを懸念したのでしょう。学校は順次再開されるようですし、閉まっていた商店なども開きはじめました。外食店も時間制限が緩和される見通しです。業種によってはまだゴーサインが出ないところも少なくないようですが、様子を見ていずれは、というところでしょうか。
 どういうところに自粛を求めるかなどといったガイドラインは都道府県知事の権限だそうで、大阪府のようにいち早く独自の判断基準を示したところもあれば、他県のやりかたを窺ってという県もありました。そんな中で、東京都は他県よりも一段厳しめなガイドラインを敷いているようです。小池都知事が、都知事選に向けて存在感を締めそうとしているのだ、などと悪口を言っている向きもありますが、東京都は感染者・重篤者・死亡者ともに他県に抜きんでて、人口比で言っても多数を出している以上、判断基準も厳しくなるのが当然かとも思います。
 東京がなかなか緩和されないのでは経済が復活しないではないか、と懸念する人も多いでしょうが、ものは考えようで、この際、なんでもかんでも東京を経由しないと世の中が廻らないという一極集中の状況を、なんとか変えてみる努力をするべき時とも考えられます。
 緊急事態が解除されたからと言って、いろんなことを「元に戻す」のでは意味がない、ということはこの2ヶ月、あちこちで聞いたり読んだりしました。会社にしても大学にしても、あれこれオンラインで廻す模索をはじめたのに、元に戻して旧態依然のまま社員や学生を「一箇所に集める」ことを再開してしまっては、せっかくの改革の機会を逸してしまうとも言えます。

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