SSブログ

『TOKYO物語』の展開計画 [お仕事]

 「ブギの女王」笠置シズ子をヒロインのモデルにしたNHKの朝ドラ「ブギウギ」のおかげで、『TOKYO物語』がまた売れているようで、ありがたい話です。
 昭和20年代の歌謡曲をメドレーにしたものですが、笠置シズ子が歌った「東京ブギ」はほぼ真ん中あたりに入っています。初演時の都合があって、かなり長い間奏がついているため、ステージではそこでちょっとしたダンスを入れたりする趣向がよくおこなわれるようです。
 笠置さんは「東京ブギ」のほか、「ジャングルブギ」「買い物ブギ」など、次々とブギウギのヒット曲を飛ばしました。それだから「ブギの女王」と呼ばれたわけですが、『TOKYO物語』に入っているほかの曲で、高峰秀子が歌った「銀座カンカン娘」もブギです。当時、ブギウギというのはずいぶん流行していたものと思われます。これが30年代に入ると、ゴーゴーなどが流行することになるのでしょう。
 30年代のメドレーである『続・TOKYO物語』のほうは、まだ売れ行きがいまひとつという感じです。女声版発売後にコロナ禍が起こったせいでもあるでしょう。こんど「正篇」のほうが増刷になるときには、前書きを更新して「続篇」の宣伝でも書いてやろうかと思っています。だいたい10刷ごとに前書きを書き直しているのですが、しばらく前の50刷めのときに更新を忘れてしまっていたのでした。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)