SSブログ

表現の自由とは [世の中]

 いろいろと物議を醸した「あいちトリエンナーレ」が閉幕したようです。この催しそのものは、同時進行的にあれこれとイベントが開かれるというものだったのでしょうが、イベントのひとつである「表現の不自由展・その後」が大騒ぎになり、ほとんどこれがあいちトリエンナーレの全体の印象を塗りつぶしてしまった観があります。
 この企画の「芸術監督」が津田大介氏というところで、最初から首を傾げるような企画であったところがあります。津田氏がジャーナリストとかアクティヴィストとか称しているのは知っていましたが、「芸術監督」を務めるような見識と立ち位置があったのかどうかは疑問です。芸術監督という役職はほうぼうで眼にしますが、少なくともなんらかのゲイジュツにおける実績のある人が任命されるものと思っていました。津田氏にそういう意味での実績があったとは聞いたことがありません。
 私は自分で「表現の不自由展・その後」を観に行ったわけではなく、騒ぎのいきさつをネットで見ていただけですので、それほど詳細に語れるわけでもありませんが、いちおう表現者のはしくれではありますので、ひとこと申し述べておかなければならないかと思った次第です。細かい事実誤認などありましたら、ご指摘いただければ幸いです。
 とにかく、展示の中に、韓国で量産されたお馴染みの「少女像」があったり、昭和天皇のご真影を燃やしてその灰を踏みにじる映像作品があったり、特攻隊員の遺書などを揶揄的に用いた造形作品があったりと、明らかに世間的な炎上を狙ったとしか思えないものがいくつも含まれており、その狙いどおりに炎上したというのが今回のてんまつであったと理解しています。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)