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続・温暖化と寒冷化 [世の中]

 9月も終わりというのに、日中の気温は30度、湿度は80%に達し、8月後半並みの蒸し暑さとなりました。いや、昔は確かに、8月も後半になれば、この程度の天候であったと記憶します。夕方以降などむしろ涼しさを感じたものです。それが8月は終わり近くまで連日の猛暑日&熱帯夜で、9月末になっても真夏日という、どうかしてしまったのではないかというような気候です。
 これも温暖化とやらの影響だろうかと思わざるを得ないのですが、温暖化とか寒冷化とかいう言葉は、科学上の概念である以上に、最近では政治的な匂いがつきすぎてしまって、安易に使うのを躊躇する……ということは前にも書きました
 例えばNASAなどは寒冷化説を主張しているわけですが、これはUSAが世界最大のCO2(二酸化炭素)排出国であることと無関係ではないはずです。USAとしてはCO2による温暖化などウソであるという学説に乗っかったほうが都合がよいわけで、そのためにNASAの御用学者に寒冷化説を言わせている(もしくは忖度した学者が寒冷化説を言っている)という事情は無いとは言えないと思います。
 それなら寒冷化説は、NASAがUSAの都合で主張しているだけのトンデモ説なのであるかといえば、それがそうも言えないところがこの問題の難しいところです。同じ政治的配慮は、温暖化説についてもまったく同じように言えるのであって、国の政府や大企業などの経済活動を掣肘するために、野党的な存在とか、あるいは経済規模の小さな小国などが都合良く利用している気配が濃厚に感じられます。この件に関して、真実を見究めるのは容易なことではありません。

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『続・TOKYO物語』混声版の作成 [お仕事]

 『続・TOKYO物語』の女声版を作成したのは今年の1月のことでした。それを先日磯辺女声コーラスで初演し、ほぼ同時にカワイ出版から楽譜が刊行されました。
 ときおり見られる、「初演会場での新刊楽譜販売」ということをやってみたかったのですが、今回のホールの規定により、物販は残念ながらできませんでした。いや、可能ではあったのですが、物販をやるとホールの使用料金が2倍近くに跳ね上がるということになっていて、断念したのです。公共のホールだから営利活動は良くないということなのでしょうが、少々頭が固すぎる感があります。
 初演と楽譜販売を同時におこなうというのは、普通はなかなかできることではありません。たいていは、編集会議にかけるときに音源を求められ、楽譜と共に音源を聴いて、その結果として刊行を決めるという運びです。「この作曲家の作品なら、出しさえすれば必ず売れる」というような、故三善晃先生ばりの絶大な信用が無い限りは、音源無しで出版が決められるということは無いのでした。
 私などはそこまでの信用がありませんので、初演会場での新刊販売などは夢物語と思っていましたが、正篇『TOKYO物語』のベストセラーぶりのおかげで、その続篇も、特例的なことながら音源無しの出版が決まりました。編集にあたってくれたカワイのMさんも、実際の音を聴いたのはこの前の初演のときだったのです。
 そんなわけで、楽譜販売ができなかったのはたいへん残念だったのですが、まだ望みは残っています。
 来年の5月に予定されているChorus STの演奏会で、混声版『続・TOKYO物語』の初演が決定しており、それに合わせて混声版楽譜の刊行も決定しているのです。今度の会場である東京文化会館では、定かな記憶ではありませんが、確かロビーでの物販が普通に認められていたはずです。今度こそ、初演会場での新刊販売という私の夢がかないそうです。

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ミステリーラリー2019解決篇(その2) [趣味]

 8月15日27日プラスアルファにプレイした謎解きイベント「ミステリーラリー2019」の解決篇を書き始めたところ、案外長くなってしまったので、15日にまわったミュージアムの謎解きと、その落ち穂拾い的に16日に駅スタンプを捺しに行ったところで、一旦中断しました。引き続き、27日(とその翌日)にプレイした範囲の解決篇を記しておきたいと思います。
 27日は、まず西日暮里メトロ千代田線に乗り換え、乃木坂国立新美術館を目指しました。仕事にかまけて昔の夢を見失ってしまったキャリアウーマンが主人公の、第二のストーリーにかかわるミュージアムです。
 どうせ千代田線に乗ったのだからということで、スタンプ設置駅である二重橋前霞ヶ関でも下車しました。ふたつとも第二のストーリーと関係したスタンプで、これでスタンプは全部となります。
 第二のストーリーで訪ねた東京都美術館写真美術館の謎を解いて出てきたキーワードにより、「空に透かし」「花びら」「読め」という指示が得られました。これらの文字は一見バラバラに並べられていましたが、眺めているとわりと簡単に読み取れるのでした。たぶん、国立新美術館の謎を解けば、読みかたの指示が出てくるのでしょうが、特に必要ないくらいでした。
 ふたつのスタンプを捺すと、予想どおり、煉瓦のアーチの前に花びらが舞っている絵柄が出てきました。そのページを透かして見ると、裏のページの、文字が散らばっているスペースの中の、鏡文字になっていた文字が花びらに重なって読めました。「人生の夢」という文字で、これが第二のストーリーの「答え」となります。

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ミステリーラリー2019解決篇(その1) [趣味]

 8月15日8月27日の2回プラスアルファに分けてプレイした「ミステリーラリー」のイベント期間が今日で終わります。それで例によって、「解決篇」を書いておこうと思います。
 8館のミュージアムと、7つの駅に立ち寄らなければならない、大規模なイベントでした。なんとか一日で終わる「地下謎への招待状」「鉄道探偵」のシリーズに較べると、まさに夏休み向けの企画と言えるかもしれません。
 幸い、今回の問題では、行くべき場所についてははじめから明かされていたので、「挑戦記」のほうも当日回ったルートのままに書き連ねることができました。解決篇では、謎の答えについてだけ記せば良いことになり、ある程度コンパクトにまとまるのではないかと思います。
 去年のミステリーラリーは、主人公の青年が、謎めいた老コレクターの指示で、あちこちのミュージアムを探索して歩くという趣向でした。作家の原田マハが監修していたらしいのですが、ストーリーパートを原田氏が執筆したのか、もう少しぼんやりしたプランを示しただけなのか、それはよくわかりません。
 今年は鉄道探偵シリーズの制作をしているタカラッシュ!社がこちらも制作したようです。鉄道探偵シリーズは、Scrap社が制作している地下謎シリーズに較べるとストーリー性が高いのが特徴です。今回は若干ファンタジー調で、不思議なギャラリーに住みついている黒猫が、3人の人物のところに出没して謎解きをうながすというような物語になっていました。
 当然、ストーリーは3つあります。それぞれに、行くべきミュージアムと駅の名前が最初から示されていますが、どういう順序で訪ねても問題は無いように作られていました。

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『続・TOKYO物語』の初演 [日録]

 千葉県内が大規模停電で大変なことになっていますが、今日は千葉の合唱団・磯辺女声コーラスの演奏会がありました。私の『続・TOKYO物語』の初演がおこなわれます。
 千葉のどのあたりがどうやられているのか、詳細はよく知らないのですが、とりあえずマダムの実家のあるのあたりは問題ないようです。松戸・柏・我孫子・野田などのいわゆる東葛地域は被害を受けていないのでしょう。
 報道を見ると、千葉県であるばかりか千葉市内のナントカ区が停電しているというような状態で、東葛地域を除けば、県北・県南を問わず被害を受けている場所と受けていない場所が混在しているようです。
 磯辺女声コーラスが活動拠点としている美浜区に関しては、停電地域リストには載っていないようで、実際、被害を受けたという報告は、指揮者の清水雅彦さんのところにも来なかったようです。
 いっぽう、演奏会場である千葉市文化センターのある中央区も無事でした。そんなわけで、演奏会は予定どおり開催されることになりました。全県的に混乱している中、演奏会がつつがなく開けたのは、なんだか申し訳ないようでもあり、また神様が味方してくれたようでもあります。合唱団にとってはもちろん幸運でしたが、私個人の受け止めかたとしては、神様が『続・TOKYO物語』の初演を妨げずに道を開いてくれたと考えても良さそうで、作品の幸先良い出発をことほがざるを得ません。
 実は、初演会場で楽譜の販売もやって貰えるようカワイ出版の編集者に頼んでおいたのですが、物販をするならホールの使用料金を2倍近くに上げさせて貰うと言われて断念し、むしろ幸先が悪いなあと思っていたところだったのです。
 まずは祝福された出発になったことを嬉しく思いました。

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「恐竜博2019」を観る [日録]

 国立博物館「三国志」展と共に、この夏行きたいと思っていた国立科学博物館「恐竜博2019」に行ってきました。会期は10月14日まであるのですが、ミュージアムクーポン「ぐるっとパス」の有効期限が9月22日までで、これを利用しないともったいないと思います。
 8月中に行かなかったのは、たぶん夏休み中の子供たちでごった返しているだろうと考えたからでした。夏休みが終わって、9月になってから行こうと考えたわけです。それで日程を調整した結果、今日行くことにしました。
 一時期涼しくなったのに、このところまた暑くなっています。残暑というか、9月に入ったとは思えないような真夏っぽい暑さで、しかも湿気が多く、夕方からは雷雨が降ったり、ひと昔まえの8月ってこうだったよなあ、と思えるような天候です。今日も朝から蒸し暑かったのですが、10時半頃に出かけました。
 科学博物館を訪れるのは久しぶりです。この前はいつだったかと考えてみると、もう20年以上経っていることに気づいてびっくりしました。その後何回か恐竜の博覧会には足を運んでいますが、考えてみると幕張メッセなどで観たことが多く、科学博物館でやっていたわけではないのでした。これだけ時間が経つと、だいぶ展示内容や展示方法も変わっているでしょう。特別展示である恐竜博を見終わったら、せっかくだから常設展示のほうも観てみようと思いました。
 科博の建物に近づくと、手前に「特別展入口」という看板がかかっていて、チケットブースがありました。長い行列を整理するための柵などがその辺に折り畳まれていましたが、今日は使用していないようです。やはり夏休みが終わってから訪れたのは正解でした。とはいえ、中に入るとそれなりに人はいっぱい居て、夏休み中に来ていたらどんな状態だったのだろうかと怖気をふるいました。

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首都圏私鉄への提言 [趣味]

 今日、京成千葉線に乗る機会があったのですが、何度乗っても、京成電鉄がこの線区をローカル線のままにしておく料簡がわかりません。すべての電車が鈍行であり、ときに本線新京成線と直通する電車はあるにせよ、ほとんどが京成津田沼ちはら台のあいだを行ったり来たりしています。
 もちろん京成電鉄の側にも言い分はあるでしょうが、上野から千葉という、条件の良い区間にレールを持っているのに、それを活かしていないのがどうにもじれったくてなりません。
 スカイアクセス線が完成し、成田空港への旅客運輸をそちらにゆだねられるようになったとき、本線のほうには余裕ができるはずだから、何かいままでやらなかったことをしてくれるのではないかとワクワクしたものでした。具体的に言えば、それが千葉線の再開発でした。
 上野から、京成千葉線の終点である千葉中央までは42.6キロあります。これは大阪~京都間よりわずかに短いくらいで、阪急京阪も頑張って走っています。所用時間的にはJRの新快速にはかなわないながら、さまざまな方法でお客を増やそうとしのぎをけずっています。たとえば阪急も京阪も、特別料金無しで乗れる豪華車両を投入しました。以前もクロスシート車輌や二階建て車輌を走らせていましたが、最近投入されたものは、よそものが見ると、本当にこの車輌に運賃だけで乗っても良いのか気後れしてしまうほどのハイグレードな座席になっています。
 似た距離である上野~千葉間で、京成がJRとの競争を投げてしまっているようにしか見えないのは、まことに嘆かわしいものがあります。東京と、人口百万に及ぼうとしている大都市千葉との輸送需要が少ないはずはありません。

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『引っ越し大名!』を観る [いろいろ]

 昨日の朝に観に行こうと思っていて、結局マダムにつきあうことにしたために行けなかった映画を、今日観てくることにしました。取り立てて映画好きというわけでもなく、むしろ滅多に行かない私が、2日続けて映画鑑賞というのはずいぶん珍しいこともあるものです。
 で、私が観たかった映画というのは、『引っ越し大名!』でした。
 しばらく前に他の映画を観に行ったときに予告篇を見て、なんとなく面白そうだと思ったのですが、その後書店で原作本を見つけたのでした。そのときはかなり時間があったのに、持ってきた本を早々に読み終えてしまって、手持ちぶさたをかこっていたもので、ついその原作本を買ってしまったのです。
 原作本のほうは『引っ越し大名三千里』というタイトルで、作者の土橋章宏という人は馴染みがなかったのですが、前に映画化された『超高速! 参勤交代』のタイトルには聞き憶えがありました。なるほどその種のポップな感じの時代小説を得意とする作家であるようです。
 引っ越し大名と呼ばれたのは直基流越前松平氏前橋松平氏)2代目の松平直矩のことです。播州姫路越後村上、また姫路、豊後日田出羽山形、そして奥州白河と、53年の生涯のうち5回も転封を繰り返した不運な人でした。家督を継ぐ前にも2回引っ越していますので、全部で7回です。土橋氏に先んじては、杉本苑子氏が彼を扱った本を書いています。
 もともと大名の転封の際には莫大な費用がかかるものですが、直矩の代で5回もそれを繰り返した越前松平家は、一気に借金まみれの大赤字体質に転落しました。もともと国替えというのは、大名家とその領地との心情的な一体感を阻んで、幕府に反抗しないようにとの意図ではじめられた施策と言えますが、それと同時に、参勤交代と同様、大名家を財政的に疲弊させるという意図もあったでしょう。

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『アートのお値段』その他いろいろ [日録]

 今日は特に予定が無かったので、ちょっと観たかった映画でも観に行こうかと思っていたところ、マダムから「アートのお値段」なる映画を観たいと言われてしまいました。
 それぞれ観たい映画を観に行けば良さそうなものだと思いましたが、映画館には「夫婦50割引」というのがあって、少なくとも片方が50歳以上の男女で行くと、だいぶ入場料が安くなるのでした。これ、50歳以上であることを証明するための身分証などの呈示を求められることはありますが、ふたり連れが夫婦であることの証明を求められることは無いようです。名前は「夫婦50割引」ですが、父娘とか不倫カップルとかでも大丈夫ではないかと思います。
 ともあれマダムは、私を引き連れて行って出費を節約しようという魂胆なのでした。
 私の観ようとしていた映画は、うちの近くのショッピングモールの中のシネマコンプレックスでも上映しているのですが、「アートのお値段」というのは上映している映画館が限られているようです。近隣都県では、渋谷にあるユーロスペースが唯一の上映館であるようでした。渋谷まで映画を観に行くとなると、暇つぶしというよりもれっきとした「お出かけモード」になります。先週は火曜水曜と、マダムと一緒にミステリーラリーをプレイしたり、下町風俗資料館ほかを訪ねたりしていましたが、今週もふたりでお出かけということにあいなりました。
 上映時刻を調べてみると、最初の回が12時半でした。そのあんばいで出かけることにします。渋谷駅は目下大改造工事中で、埼京線プラットフォームを山手線のそれに並んだ位置に移そうとしています。もともとは東横線のターミナルが邪魔をしていて、もうひとつのプラットフォームなど作れなかったため、埼京線が乗り入れてきたときには完全に恵比寿側によけたような位置にプラットフォームが作られ、まことに不便でした。東横線がメトロ副都心線と直通になり、駅が地下にもぐったためスペースに余裕ができ、埼京線プラットフォームを移設することになったわけですが、これがなかなかの難工事で、来年のオリンピック前くらいまでかかりそうな雲行きです。その工事のあいだ、もとは設置されていた動く歩道もなくなって、歩く距離も増えてしまい、改札を出るまでにやたらと時間がかかるようになってしまっています。歩く速さと混みかたによりますが、埼京線・湘南新宿ラインで渋谷に着いた場合、ホテルメッツのほうにつながっている新南口以外の出口から外に出るまでは、10分くらいは見たほうが良い状態になっています。

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旧岩崎邸と下町風俗資料館 [日録]

 前のエントリーで、謎解きミステリーラリーの後半プレイの顛末を書きましたが、訪ねるべきミュージアムのひとつである国立新美術館が休館日で立ち寄れなかったことにも触れました。プレイで用いた東京メトロ24時間パスが、翌日の11時15分まで有効なので、その翌日(8月28日)に再度チャレンジするつもりだと記しました。
 少々日が経ってしまいましたが、そのときの日録を書いておきたいと思います。
 28日は、予定していたとおり、朝から家を出て、再び新美術館に向かいました。いつもなかなか用意の調わないマダムも、この日ばかりは9時には出発すると宣言してしました。実際に家を出たのは9時半でしたが、仕事とか学校とか以外の用事で、マダムがこの程度の遅れで出られたのは立派と言うべきでしょう(笑)。
 まだ京浜東北線の快速タイムには入っていないので、そのまま西日暮里まで行き、千代田線に乗り換えます。前日とは違い、ちょくちょく下りたりはしないで乃木坂まで直行しました。乃木坂駅には、新美術館が開館しているときだけ開いている通路があり、新美術館に直接アプローチできるようになっています。去年は時刻が遅くなってしまって、その通路に入ろうとしたところで係員に止められたりしたわけですが、今回は朝ですので問題はありません。
 他のミュージアム同様、新美術館でも謎が2問設置されています。去年の新美術館の謎はけっこう難問だったのですが、今年はわりと簡単に解けました。

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