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『四季』自主公演 [日録]

 川口第九を歌う会の4年ぶりの自主公演、ハイドン『四季』公演が終わりました。第九を歌う会なのになぜハイドンのオラトリオを演奏しているのか、なぜ4年ぶりになったのか、などの事情は前に書いたので省略します。
 自主公演としては、これまでレクイエムやミサ曲などを中心に扱ってきました。メンデルスゾーンのオラトリオ『エリヤ』『パウロ』、それからヘンデル『メサイア』を上演したこともありますが、いずれも宗教的な題材の作品で、世俗ネタのものははじめてだったかもしれません。
 まあオラトリオというのは、もともと宗教的な題材を扱うのが普通であって、ハイドンの前作である『天地創造』も聖書ネタです。もしかすると『四季』こそ、世俗ネタではじめての、劃期的なオラトリオであったのかもしれません。もっとも、いちばん最後はやっぱり「アーメン」で終わりますが。
 オラトリオは、独唱・合唱とオーケストラを駆使した、劇的な内容の音楽であって、「演技の無いオペラ」などと呼ばれることもあります。演奏時間もかなり長いものが多くなっています。
 私の『星空のレジェンド』も、こんどオーケストラ版になったので、オラトリオのはしくれと言って良さそうですが、演奏時間はせいぜい1時間ちょっと。『四季』ははるかに巨大な、3時間近くかかる大作です。

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