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地震と水害 [世の中]

 このところ自分の用事にかまけていて、関西の地震やら西日本の大水害やらについてまったくコメントしておりませんでした。遅ればせながら、亡くなられたかたがたにはご冥福をお祈りし、被害に遭われたかたには心よりお見舞いを申し上げます。
 地震については、もはや日本の中で、ここなら大丈夫と言える場所は無いと考えたほうが良いように思います。一昨年の熊本地震もそうでしたが、

 ──まさかこの地域ではそんなに大きな地震は起こらないだろう。

 と思われていたところで、平気で大揺れがくることが最近増えている気がします。日本列島自体が3つだか4つだかのプレートの境目に乗っかっている以上、どこに住んでいようと地震に遭うことは避けられないでしょう。地震を制御することは、現在の人類の智慧ではまだ不可能です。
 しかし、「大地震」を「大震災」にしないための工夫はできると信じたいところです。実際のところ、東日本大震災だって、津波さえ来なければほとんど死者は出なかったと考えられるのです。私は当時、「震災」ではなく「津災(しんさい)という名称を提案しました。まあ、沿岸部では大地震のときに「津波さえ来なければ」などと言ってみても仕方のないことかもしれませんが、よりによって千年に一度というほどの大津波が発生してしまったのはやはり不運だったと言えるでしょう。これが百年に一度程度の規模であれば、助かった命も多かったのではないでしょうか。

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