SSブログ

草津温泉雨中行 [旅日記]

 今年のゴールデンウィークは、いろいろ差し迫って大変なことになりそうでした。
 板橋オペラで再演される『セーラ』の再オーケストレーションに手間取ってしまい、例年なら連休に入る前に全データを揃えて印刷・製本担当に送り、私はお役ご免になるところ、まだ終わっていません。まあ、あと残っているのは最後の三幕二場だけで、このシーンは短い上に、後半は序曲の合唱がほぼそのまま使われるので、たぶんあと2日もあれば仕上げられるとは思いますが、それにしても遅れています。
 今回はほぼフルオーケストラになります。弦5部に、木管は全7本。クラリネットがひとりで、ファゴットの代わりにテノールとバリトンのサクソフォンが入るという変則編成とはいえ、ほとんど二管編成に近い楽器構成となります。金管も、ホルン・トランペット・トロンボーンが各2本ずつという豪華版です。ホルンが普通は4本だとか、トロンボーンの1本をバス・トロンボーンにできなかったとか、いくつか瑕疵はあるものの、充実した音が見込まれます。金管だけのアンサンブルの部分すら可能です。それに打楽器もふたり確保しています。さすがに予算の関係でティンパニは入れられませんでしたが、その代わり本式のドラムセットが加わります。あとハープも参加します。ほぼ二管編成と言って良いでしょう。
 ところが、フルオーケストラのパート数を舐めていました。全部で22パートあり、前回の16パートより6パート増えています。これが案外ばかになりません。1場分のパート譜を作るのに、丸一日では足りないので、われながら驚きました。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)