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いろいろ変革のきざし [世の中]

 武漢ウイルスの蔓延による緊急事態宣言まで出されてしまって、だいぶものものしい気分になってきました。
 緊急事態宣言は5月の連休明けあたりまでということですが、その辺で終熄するのかどうかは微妙です。いちおう潜伏期間とか回復期間とかを考慮した上での期間設定なのでしょうが、感染者がそれまでに減るとか、増加が横ばいになるとかいう保証は特に無さそうです。
 むしろ、感染者──というか陽性判定者──はこれからも当分増える一方でしょう。日本では検査の要件を絞ることで医療崩壊を防いだわけですが、ということは無症状のために検査されていない感染者がいくらでも世の中に隠れているのであり、今後検査の範囲が増えれば、その分だけ陽性も増えるのが当然です。テレビの報道などを見ていると、毎日のように「これまでで最多の感染者が……」といったような話柄が、さも衝撃的な事実であるかのように叫ばれていますけれども、少し考えればあたりまえの話であることは誰にでもわかるはずです。問題は重篤者、そして死亡者の数とその率であって、日本では諸外国に較べてそれが驚くべき少数・低率に抑えられているという「事実」こそ大きく喧伝されるべきところでしょう。
 他の種類の肺炎の死者の中に武漢肺炎による死者をカウントしてしまっていて、実際には死者はもっともっと多いのだ、などと陰謀論めいた意見を吐くコメンテーターのたぐいもあとを絶ちませんが、そもそも例年に較べて「肺炎による死者」そのものがずっと少ないそうです。みんながうがい・手洗いを徹底し、マスクをつけて人との接触を減らしたおかげで、マイコプラズマ肺炎など他の種類のものも、今シーズンはずいぶん減ったとのこと。インフルエンザによる死者も例年よりもはるかに少なかったのです。

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