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「WEST CODE 西武今昔謎物語」挑戦記[ [日録]

 恒例の西武鉄道の謎解きイベント「WEST CODE」シリーズ第5弾の「西武今昔謎物語──わがまま姫君の無理難題」をプレイしました。
 このシリーズは第3弾からプレイしています。私は「地下謎への招待状」「鉄道探偵」も、なぜか3回めから参加しており、第1回第2回を見逃してしまうのが常になっています。「WEST CODE」なんかはすでに私が鉄道謎解きイベント好きになったあとにはじまっているはずなので、初期のものを見逃したのは残念です。
 謎解きキットを購入する必要があるイベントもありますが、「WEST CODE」シリーズは駅置きの冊子を貰うだけで参加できるのでお手軽です。無料イベントにしてはなかなか手が込んでいて、ボリュームもあり、その点ではまず「鉄道探偵」と双璧かもしれないという気がしています。
 また、謎の難易度設定が心憎く、序盤は非常に易しい、初心者向けとも言える設問であるのに対し、中盤からはかなり頭を使うようになり、終盤では相当に謎解きに馴れたプレイヤーでも苦労するほどの難しさになります。「鉄道探偵」は京王都営地下鉄のコラボイベントだけに、謎それぞれについては小味なものが多く、その代わり訪れるべき駅がすごく多いという作りかたになっています。それに対し、「WEST CODE」は訪れる駅の数は半分くらいで、謎が歯ごたえのあるものになっているという印象があります。去年の「西武謎道中」も、一昨年の「タイムトレインの切符」も、後半から終盤にかけてえらく時間がかかりました。

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「楽語」を考える(2)強弱記号と変化標語 [いろいろ]

 「速度標語」に引き続いて、ほかの楽語を見てみましょう。
 もっとも多種多様なのは、いわゆる「発想標語」と呼ばれるもので、どんな情感を込めて、あるいはどんな性格を持たせて音楽を演奏するのかということを指示する言葉です。それから「演奏標語」と呼ばれるものもあります。これは楽器をどのように使って演奏するかを指示するもので、楽器によって独特な術語が使われることが多く、専門が違うと意味がよくわからないというようなことも起こり得ます。
 それらも面白いのですが、いまはあとにまわしておきます。

●強弱記号●
 今回、まずは「強弱記号」を扱ってみましょう。
 音量を表す楽語ですが、ほとんどの場合は略号をもとにした記号で書かれるため、「強弱標語」という言いかたはしません。演奏する側としても、ひと目でわからないと困るので、長たらしい単語をそのまま書くことは滅多に無いのでした。
 基本は、p(ピアノ)とf(フォルテ)です。pは「小さく、弱く」、fは「大きく、強く」と理解すれば良いわけですが、原義を調べるとこれがまたなかなか興味深いのでした。

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