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相模線の小さな旅と『星空のレジェンド』オケリハ [日録]

 今年も『星空のレジェンド』の公演が近づいてきました。作曲家として、毎年の恒例行事で自分の曲が演奏されるというのはまったくありがたい話で、この作品の制作に関われたことはとても幸せなことだったと思います。
 そして今年は特別な回でもあります。オーケストラ版初演がおこなわれるのです。
 『星空のレジェンド』は、はじめからオーケストラ版を最終目的としていました。企画者で台本作者でもあった故大川五郎先生の希望でもありました。最初の話では、初演のときはピアノにいくつかの楽器を足す形で演奏し、それから電子オルガンで演奏したり、だんだん楽器を足して行って、最後にオーケストラにしたいというような夢を伺いました。
 残念ながら、初演では予算が不充分であったため、ピアノ以外の楽器を足すことができず、かろうじて終曲で和太鼓と鉦を加えるにとどまりました。そしてそのままの形で再演を繰り返すことになってしまったわけです。
 第5回公演のしばらく前に、大川先生から、オーケストレーションのことをまじめに考えたいというお話がありました。その年の第5回では無理だろうが、翌年の第6回はぜひ、ということでした。
 私も意欲を燃やして、オーケストレーションにかかりました。

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