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パリはまた燃えているぞ [世の中]

 フランスで起こっている暴動騒ぎは、もう手がつけられないような状態に陥っているようです。パリ近辺で6月30日の晩に略奪や暴動が発生した地点をマークした地図を見ましたが、ほとんど粗密が無いような感じでした。文字どおりパリ中で起こっているわけです。
 パリだけでなく、マルセイユリヨンその他あちこちの地方都市でも騒ぎになっているようですし、ほとんど全土的な騒乱と言って良いでしょう。
 さらに隣国であるドイツベルギーオランダなどまで暴動が波及しているようで、もはや何を要求しての騒ぎなのかもわからなくなっています。一国内であれば、その国の政府に何かを要求してのことだろうと察せられますが、ベルギーやオランダの政府に何を求めているのでしょうか。
 きっかけとなったのは、警察の停止命令を無視してクルマを走らせた17歳の少年が射殺されたという事件なのですが、これがアルジェリア系の移民であったために騒ぎが大きくなったようです。警官が黒人の容疑者を確保しようとして死なせてしまったことから起こった、数年前のUSAの暴動騒ぎを思い起こさせます。あれも、容疑者がたまたま黒人であったというだけで、黒人を特に狙い撃ちにしたという話ではなかったのですが、たちまち人種差別案件にされてしまい、えらいことになってしまいました。

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