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年末年始沖縄行(2) [旅日記]

 12月31日から沖縄に出かけ、カウントダウンクルーズに乗ったりして、元日は那覇波上宮(なみのうえぐう)で初詣をおこなったのちに、本部半島にある美ら海(ちゅらうみ)水族館に行きました。
 ここには、かなりの期間世界最大とされていた大水槽が設置され、そこに収容された魚の種類も非常に多様です。呼び物は、これまた世界最大の魚類であるジンベエザメを2頭も飼育していることで、15時からそのジンベエザメにエサをやるショーがあるとのことでした。
 同時刻に、水族館の外のプール「オキちゃん劇場」ではイルカのショーもおこなわれるそうで、どちらを観るか迷うところではありましたが、イルカショーというのはあちこちでやっていて、しばらく前に油壺マリンパークで観たことでもありますし、やはりジンベエザメのほうをとることにしました。
 元日から、すごい人出です。県内からの客もさることながら、私らと同様、「沖縄でお正月を!」という売り文句に誘われて全国から集まったパックツアー客が大変な数になっていたものと思われます。
 そのため、大水槽はまだ見えるのですが、個別の小さな水槽になると、人が密集していてやや見づらいところがありました。しかし、なんとか15時15分前くらいにジンベエザメが居るところに辿り着きました。
 エサやりショーを愉しむには、かなり水槽の近くまで寄る必要があります。はるか上の水面が見上げられるところまで寄らないと、ジンベエザメが口を開けてエサを吸い込むところが見えないのでした。当然ながら水槽近くは大混雑でしたが、それでもなんとか水面が見えるあたりまで寄りました。

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年末年始沖縄行(1) [旅日記]

 皆様、あけましておめでとうございます。
 この年末年始は出かけておりまして、いつもの新年のご挨拶が遅くなってしまいました。
 いままで、大晦日まで出かけていて元旦に帰ってきたということはあるのですが、年末年始にまったく家に居なかったのははじめてです。やってみると、良いですねこれが。正月料理などまったく考えなくて良いし、年末、何をするでもないのにやたらと気がせいてあわただしい雰囲気を、すっかり振り払うことができます。今後も、事情が許せば年末年始はどこかへ出かけてしまおうかと思いました。
 もっとも、年賀状の返事などがだいぶあとになってしまうデメリットはあります。私の場合、こちらからは出さないけれども先方からは届くというケースが多く、それに対しての返事は出しますので、年明けに追加で送る枚数がけっこうな分量になるのでした。この年末は珍しく年賀状を早い時期に用意できたので、もう少し多めに出しておけば良かったと後悔しました。
 大掃除などは出かける前に済ませなければならないところだったのですが、あいにくと年の瀬も押し迫った時期にマダムが腰をやってしまい、毎年の私の分担であるガス台と風呂場のクリーニングくらいで終わってしまいました。12月30日の朝に休日診療の整形外科を見つけて、私も付き添って行ってきましたが、むちゃくちゃ混んでいて、診察が終わるまでに3時間くらいかかりました。もうその日はほぼそれで終わりみたいなものです。
 とはいえ、起き上がるのもしんどうそうだったマダムが、診察を受けたあとはかなり調子が良さそうになり、ヘタをするとお出かけがキャンセルになりかねない騒ぎだったのが、無事に出かけられることになったので、やはり医者に行っておいて良かったようです。原因と対策がわかっただけでも安心したのでしょう。

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とんぼ返りコンサートと墓参り [旅日記]

 一昨年、NHK交響楽団「団友オーケストラ」という小編成オケに伴って、愛知県瀬戸市まで演奏に行ってきたことがあります。そのまた2年前には、同じオケと、岐阜まで行きました。いずれも終演後すぐに帰途につくとんぼ返りコンサートで、観光はおろか土産物を買う暇も無いほどのタイトなスケジュールでした。
 本来、私の後輩であるMくんがこのオケでピアノを弾いているのですが、彼の都合が悪いとき、たまに私が頼まれることがあるのでした。
 世にピアノ弾きの数は多いのに、なぜ私が頼まれるかというと、これが実に大変な仕事であるからです。
 曲は毎回、スタジオジブリ作品の挿入音楽を集めたプログラムになっているのですが、ほぼ久石譲氏の作になる原曲は、フル編成のオーケストラを想定して書かれていますし、そうでない原曲もバンド用だったりして、N響団友オーケストラの小編成規模に適した形にはなっていません。従って木村弓さんがひとりでライアを弾きながら口ずさむ「いつも何度でも」などを別にすると、すべての曲がアレンジを必要としています。
 Mくんはそのアレンジを全部やっているわけではありませんが、大半を手がけています。
 ところが、自分で弾くことがわかっているので、アレンジスコアにはピアノパートがほとんど書かれていません。毎回、その場の勢いでアドリブで弾いているようです。
 また、ピアノのパート譜なるものも作られていません。彼はフルスコアを見ながら弾いているのです。
 こんな弾きかたのできるピアノ弾きは、そう滅多には居ないのでした。
 それで、ときどき私にお鉢が回ってくることになります。

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草津温泉雨中行 [旅日記]

 今年のゴールデンウィークは、いろいろ差し迫って大変なことになりそうでした。
 板橋オペラで再演される『セーラ』の再オーケストレーションに手間取ってしまい、例年なら連休に入る前に全データを揃えて印刷・製本担当に送り、私はお役ご免になるところ、まだ終わっていません。まあ、あと残っているのは最後の三幕二場だけで、このシーンは短い上に、後半は序曲の合唱がほぼそのまま使われるので、たぶんあと2日もあれば仕上げられるとは思いますが、それにしても遅れています。
 今回はほぼフルオーケストラになります。弦5部に、木管は全7本。クラリネットがひとりで、ファゴットの代わりにテノールとバリトンのサクソフォンが入るという変則編成とはいえ、ほとんど二管編成に近い楽器構成となります。金管も、ホルン・トランペット・トロンボーンが各2本ずつという豪華版です。ホルンが普通は4本だとか、トロンボーンの1本をバス・トロンボーンにできなかったとか、いくつか瑕疵はあるものの、充実した音が見込まれます。金管だけのアンサンブルの部分すら可能です。それに打楽器もふたり確保しています。さすがに予算の関係でティンパニは入れられませんでしたが、その代わり本式のドラムセットが加わります。あとハープも参加します。ほぼ二管編成と言って良いでしょう。
 ところが、フルオーケストラのパート数を舐めていました。全部で22パートあり、前回の16パートより6パート増えています。これが案外ばかになりません。1場分のパート譜を作るのに、丸一日では足りないので、われながら驚きました。

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墓参行とおもちゃ博物館 [旅日記]

 昨日(14日)・今日(15日)と、恒例の墓参りの旅に行ってきました。東日本大震災のあった、そして日誌をブログ形式にした2011年以来、ほぼ毎年の行事となっています。本来は山梨の温泉ホテルに行ったときに使った青春18きっぷの余りの枠を消化するためにはじめたことでしたが、3回目からは泊まりがけとなり、夏の青春18きっぷ旅行はむしろこちらが本体となったふしがあります。
 私の父方の祖父母の墓のある高尾と、マダムの父方の墓のある前橋亀泉)を同日に参ろうという企画です。基本的には、午前中に高尾へ行き、八高線などを使って高崎→前橋に回って、中央前橋から上毛電鉄に乗って、霊園の最寄り駅である心臓血管センターという駅で下りるというルートです。
 初年度である2011年は、いろいろ不馴れでした。大宮から八王子に抜ける「むさしの号」に乗ろうと思ったので出発時刻が8時過ぎとやや遅く、八高線の高麗川での電車→ディーゼルカーの接続もお粗末で45分くらい待たされ、亀泉霊園に着いたのは陽が傾きはじめた頃で、もう閉園になるのではないかと心配したほどでした。参拝後は上毛電鉄で西桐生へ抜け、もうシャッターの閉まった店の多い商店街を「忠次漬け」なる漬け物を探してさまよい、両毛線小山まで行ってかなり遅くなって帰宅しました。
 2012年には墓参行は実施せず、第2回が2013年です。この年は前回の反省を受けて、出発を30分ほど早めて「ホリデー快速富士山号」に乗って高尾へ。八高線も1便早いディーゼルカーに乗ることができ、余裕を持って両方の墓参りを済ませました。また、前回は前橋のお墓に供えるお花は現地で調達するつもりでしたが、そのまた4、5年前に前橋のお墓だけ単独で参ったときには前橋駅前にあったはずのイトーヨーカドーがつぶれており、お花はまともに花屋で買わざるを得ず、ずいぶん高くついたので、このときから、最初から両方の供花を用意するようにしました。

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湯野上温泉とワールドスクウェア(2) [旅日記]

 5月1日(火)の朝に浅草を発った私たちは、約4時間かけて南会津湯野上温泉まで行き、そこからほど近い大内宿を見物してから、予約してあった宿へ到着しました。
 看板には民宿とありましたが、ロビーは妙にオシャレだし、カウンターバーまであるし、私などの持っている民宿のイメージとは少々食い違います。ペンションとでも呼んだほうが良いのかもしれません。
 8つある客室には、いずれも源氏名がついていました。私たちの部屋は「明石の上」です。
 部屋の窓からは、大川の対岸にある山が視界いっぱいに眼に入ります。シンプルで静かな山間(やまあい)の温泉宿なのでした。
 そのお湯は、澄明な弱アルカリ泉なので、白濁した硫黄泉のようなありがたみは感じられませんが、しばらく入っているとほかほかとからだの内側から温まってくるようでした。
 露天風呂がありましたが、思いきり畑に面しているので、面食らいました。もちろん男湯だけの話ではありますが、本当に地続きで畑になっており、あいだには目隠しも何も設置されていません。畑に人が出ていたら丸見えです。たぶんその畑は、宿が自分で持っているものなのだろうと思われましたが、耕作や収穫がはじまってしょっちゅう人が出ている時期にはどうするのでしょうか。まあ、おおらかといえばおおらかな露天風呂なのですが。
 食事はJらんの説明などでも自讃していたとおり、大変グレードの高い料理でした。メインディッシュというか、この宿がいちばん売りにしているのが、イワナの唐揚げで、串に刺して塩焼きにするくらいしかイメージの湧かないイワナという川魚が、これほどゴージャス感のある料理になるものかと驚きました。

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湯野上温泉とワールドスクウェア(1) [旅日記]

 5月1~2日と、骨休めのため温泉に行っていました。
 1泊で行ってこられるところというと、そんなに遠くは無理です。それでも少し目新しいところに行ってみたいと思いました。
 2月には湯河原へ行ってきましたし、山梨県方面はわりに行く機会が多く、群馬県方面も毎年のように出かけています。千葉方面には本来の温泉はあんまり無さそうです。近年掘られたボーリング温泉くらいでしょう。
 どういうきっかけで思いついたのだったか忘れてしまいましたが、久しぶりに会津方面はどうだろうかと考えました。
 会津方面には、2008年09年のゴールデンウィークに続けて行きましたが、それ以来ですので、9年ぶりということになります。この2回は、いずれも裏磐梯の、五色沼の近くの宿に泊まりました。最初の年はペンション、2年目はホテルです。このホテルは東京近辺から無料送迎バスを走らせており、交通費が一切かからない上にいろいろ特典がついたりしていたので、いずれまた行きたいと思っていたのですが、その後ホテルのサイトを見たら、送迎バス付きのプランが無くなっていたので残念です。会津なので、原発事故の起きた浜通りとは全然関係が無いのですが、同じ福島県ということでいろいろ風評被害があってお客が減り、そんなに太っ腹なプランを維持する余裕が無くなってしまったのかもしれません。
 今回は、いわば北会津地方である裏磐梯ではなく、南会津地方を目的地にしようと思いました。

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湯河原湯けむり一泊行(2) [旅日記]

 12日の朝のメトロはこね号に乗って、小田原で乗り換え湯河原まで行きました。万葉公園の中の足湯コーナー「独歩の湯」を堪能したのち、「タンタン焼きそば」なるご当地グルメを食し、それから町立美術館を訪ねました。
 ここは、日本画家の平松礼二氏の作品を主に展示している美術館です。平松氏はPHP新書から『モネとジャポニスム』という本を出しているくらいモネに傾倒した画家で、あたかも点描のようにさえ見える細かい花の表現が特徴的な画風です。まあ40代くらいまではそんなに注目されていなかったらしいのですが、50代なかばから「日本美の真髄とは何か」ということを考えはじめて、ジャポニスムの影響を強く受けたモネのアトリエなどにも通い詰めて新境地を拓いたとのことです。モネ財団と仲良くなり、モネの庭の池にあった睡蓮の株を分けて貰い、それがこの湯河原町立美術館の庭にあるのだそうです。
 最近の日本画というのは、絵の具の種類が違うだけで西洋画と何が違うんだと言いたくなるような絵が多い気がしますが、平松氏の絵は古来の日本画の持つ平面的な画面分割の技法を踏襲しつつ、きわめて繊細な色づかいを駆使して、現代の錦絵というようなあでやかな色彩世界を形作っているのでした。上に書いたとおり、花、それも桜や梅が咲き誇る無数の花の表現が秀逸です。「琳派モダン」という流派分けもされているようです。
 マダムがすっかり気に入ってしまっていました。温泉場の中の地味な美術館で、予想外な掘り出し物を見つけたという趣きです。
 特別展では松野光純という画家の展覧会をやっていました。こちらは洋画の人ですが、洋画を専門としつつ東海道五十三次の宿場の絵のシリーズを描いたりして、これもちょっと変わったテイストでした。

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湯河原湯けむり一泊行(1) [旅日記]

 昨日今日と、湯河原に行ってきました。仕事ではなく、骨休めの一泊旅行です。
 実は最初は、湯河原まで行く気ではありませんでした。マダムと話していて、しばらくスーパー銭湯のたぐいに行っていないという話になり、そのときマダムが
 「『万葉の湯』ってのに行きたい」
 と言い出したのでした。
 万葉の湯、万葉倶楽部というような施設はいくつかあるようでしたが、なんでも毎日湯河原から温泉を汲んでタンクローリーで運び、それぞれの施設に流してお客に入浴させるというところであるらしいのでした。なるほど、とは思いましたが、温泉を運んできて沸かし直したお湯では、なんとなくあんまりご利益がないような気がしてなりません。そのくらいならボーリング温泉であっても近くのスーパー銭湯のほうがましであるように思えます。
 いちおう場所や入浴料金を調べてみたら、横浜みなとみらいとか、秦野とか、東京都内であれば町田とか、そんな場所にあり、入浴料金も2000円以上かかる様子です。高い上に交通費もけっこうかかるという按配でした。
 「こんなところに行くくらいなら、もともとの温泉のある湯河原に直接行ってしまったほうが良いんじゃないか?」
 と思い、マダムに諮ったところ、すぐに同意を得ました。で、なるべく近々で出かけられる日を考えたところ、昨日今日(2月12日・13日)ということになった次第です。月曜日はマダムは学習塾の仕事がありますが、12日は建国記念の日の代休で休みになっていました。ただ火曜に私のコーロ・ステラの仕事が入っていたのですけれども、それは間に合うように帰ってくれば良いでしょう。
 宿を調べたら、連休の最終日から平日にかけてということで、わりにすんなりと、比較的安い値段で予約することができました。そんなこんなでバタバタと決まった旅行だったのでした。

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青春18日帰り大周遊(2) [旅日記]

 8月20日(日)の早暁5時に家を出て、浦和・高崎・水上・宮内長岡のひとつ手前)と乗り継ぎ、新津までひたすらに列車に乗り続けてきましたが、驚くべきことにまだ午前中です。
 うちの最寄りの川口駅発は5時12分、新津着は11時12分だったので、かっきり6時間かかっています。しかしまあ、普通列車(快速を含む)だけで6時間なら立派なもので、私が長岡に住んでいた頃、東京から長岡まで、特急で約4時間とされていました。
 新津での乗り換え時間は22分。この日いちばん長い待ち時間でした。ちなみにそれまでの乗り換えは、浦和が9分、高崎が17分、水上が7分、宮内が4分というものです。10分を越えないと、落ち着いてトイレにも行けない感じで、実際に出かけてきてから、高崎で行ったきりで、新津で2度目のトイレとしました。
 さらに、この駅で駅弁を買い求めようと思います。新津からは会津若松行きの磐越西線のディーゼルカーに乗りますが、2時間半ほどかかり、会津若松まで行ってしまうと昼食時を逃してしまいます。しかも会津若松での乗り換え時間は9分で、弁当売り場を見つけて買い求めている時間があるかどうかわかりません。
 前に、新潟から出発して磐越西線・只見線を走り新潟に戻るという臨時行楽列車に乗ったことがあります。そのときのことは文章にまとめてありますが、はっきり言ってサイテーな列車でした。それこそ昼食を仕入れる余地も無さそうだったので、私は長時間停車している新津で早々と弁当を入手しておいたのでした。
 列車はサイテーでしたが、新津で買った「雪だるま弁当」は大変おいしく、今回も新津で買うならそれを買おうと思っていました。

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