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三題噺(マスク、オリンピック、リニア) [世の中]

 梅雨はまだ明けないようですが、だいぶ暑くなってきました。武漢ウイルス蔓延後、外出時の必須マナーとなったマスク着用も、だいぶしんどくなっている人が多いのではないかと思います。ひんやりとする材質で作られたマスク、肌への密着部分を減らすように工夫したマスクなど、いろいろ作られているようですが、日本の夏の蒸し暑さは、そんな小手先の改良ではなかなか乗り切れないのではないかと考える次第です。
 私の住んでいるあたりでは、本格的な猛暑日はまだ訪れていませんが、真夏日はすでに何度かあり、しかも時間によっては雨模様で湿度も高く、マスクをして外を歩いているだけで口まわりにとっぷり汗をかき、マスクそのものもぐしょ濡れになっていたりするのでした。
 そうなってくると、かなり息苦しくもなります。吸い込む空気もだいたい体温と同じくらいの温度になっているわけですし、吐き出した炭酸ガスが充分に拡散せず、マスクの中に滞っているのをまた吸うみたいな感じになって、暑さとあいまってなんだかメマイがするほどです。この先、梅雨が明けて本格的な夏になったらどうなることかとうんざりします。
 自転車に乗ってある程度遠くまで行く際は、私はもう走行中はマスクを外しています。
 何週間か前に、マスクをしたままピアノ教室まで自転車を走らせたら、その往復でかなりへたばりました。その時に疲れたというだけでなく、どうもそれから耳の調子がおかしくなっています。エレベーターで急上昇したときみたいな、鼓膜がひっくり返ったような感覚がずっと続き、唾液を呑み込んでも欠伸をしても治りません。

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長江の水害 [世の中]

 コロナウイルスで世界中大変なことになっていますが、その発祥地である中国では、長江流域の大水害に加え、バッタの大発生まで起こって、何やらこの世の終わりみたいな状況になっているようです。
 実際、疫病・洪水・蝗害と揃えば、あたかも黙示録のような光景であり、また中国においてはいくつもの王朝の末期に見られる「亡びの図」でもあります。
 バッタに関しては、目下アフリカから中東あたりにかけても大発生中だそうですが、それはサバクトビバッタという別種のもので、中国のはトノサマバッタに近縁の種類だそうです。蝗害(こうがい)というくらいで、古来イナゴだと思われてきたのですが、イナゴではなくバッタというのが正しかったようです。
 バッタの大発生は、旧約聖書などにも何度も描かれていますし、中国の史書にもたびたび記録されています。何千万、何億というバッタが突如として発生し、地上のありとあらゆる植物を食べ尽くしながら移動し、その通過したあとには文字どおり一木一草も残りません。当然ながら人間の食べるものもまったく無くなり、大量の餓死者が出ることになります。飢えた人々のうち多少なりとも元気の残っている連中は流民となり、食を求めて近隣の集落を襲うようになります。こういう流民がいちどきに大量に出てくると、もう官憲の手の及ぶところではなくなり、広域にわたる無政府状態となってしまいます。その中からだんだん大物が起ち上がって、王朝を倒そうとしはじめたりするのでした。
 こういう状況は、その「王朝」が共産党であっても、おそらく変わりは無いだろうと思われます。長江の水害とバッタは、対応を誤ると共産党の天下を揺るがすことになりそうです。

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つれづれなるままに [世の中]

 国の緊急事態宣言、それから東京都の警戒状態(東京アラート)が解除されて1ヶ月ほど経ちましたが、最近また東京都とその周辺県で武漢コロナウイルスの感染が増えているようです。都内では50人以上の新規感染者が出ることがもう何日も続き、ここ数日に至っては100人を超えているとか。私が住まいする埼玉県でも少々増加傾向が現れています。
 とはいえ、もともと特効薬やワクチンができたわけではなく、ただ対人接触を減らすという物理的な方法だけで感染者の拡大を防いでいたのですから、その対人接触の制限を緩めれば、また拡大するのは充分に予想できた話です。だから本来、そんなに驚いたり、大異変であるかのごとく報じたりするようなことではありません。
 日本の対コロナウイルス戦略は、ひとえに、医療崩壊を防止するという一点に絞って立てられています。そのために、初期には検査をぎりぎりまで抑え、次いで学校など人が集まる場を閉鎖し、さらに緊急事態宣言を出して企業などの協力を求めました。それぞれの施策には、その都度各所からの批判が飛びましたが、医療崩壊防止という当面の目的は充分に達しましたから、戦略的にはおおむね成功と言って良いでしょう。
 検査を抑えるという当初の戦術は、とりわけ批判の的となりました。韓国やドイツのように、闇雲に検査をたくさんやっているところがもてはやされ、それに較べて日本は……というわけです。感染者が少なく見えるのは検査数が少ないからで、実際には十倍二十倍といった感染者数が居るに違いない、と勘ぐられました。
 しかし、検査をたとえば無料にして増やすことで、検査機関への人の密集が否応なく起こり、感染を拡大したという側面は見逃せません。また医療従事者にしても、検査に人手と時間をとられて、他の病気や、武漢肺炎にしても重篤者への対応が手薄になったのは事実です。また医療従事者への感染というケースも多くなりました。結果、多くの国で医療崩壊が発生してしまいました。

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