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「魔笛」の謎 [いろいろ]

 今日は板橋区演奏家協会のライブリーコンサートがあって、私は出演や制作には関わっていなかったのですが、当日スタッフが不足していると聞き、受付などの手伝いにはせ参じました。
 当日のホールスタッフにはいろいろな役割がありますが、まず最初にやることは公演プログラムにチラシを挟みこむ作業です。これはどこのホールでも同様でしょう。同じ板橋区立文化会館でも、大ホールだと1300席くらいありますので、挟みこみもそれだけのセットを作らなければならず、なかなか大変です。まあ演奏家協会の公演などでは、そんなに満席になることは望めないので、700~800セットほどにしていますが、それでも相当な分量です。
 今日のは小ホール公演なので、300席ほどです。最近大ホールでの手伝いが多かったので、小ホールの分くらいだとあっという間に終わってしまう印象があります。
 開場時刻になると、受付に立ち、チケットのモギリをやったり、プログラムを渡したり、あるいは花束など出演者への届け物の対応をしたりします。私はいちおうどれも経験がありますが、今日に関してはモギリとプログラム渡しを同時にやらなければならず、少々忙しい想いをしました。演奏家協会の公演では、基本的には受付での現金授受はしないことになっていますが、それでも若干、「置き券」をしている中で代金を受け取っておいて欲しいと希望されることがあります。基本禁止なのでなんとかひとりのスタッフで済んでいますが、これが全面解禁になったら、現金を扱うだけに大変で、2、3人は張りついていなければならないでしょう。
 うちは自由席なので、開場直後がいちばん忙しく、10分20分と経つうちにだんだん入場客の密度も薄くなってゆきます。およそ30分後に開演となります。
 開演後に駆け込んでくるお客も居ます。普通の演奏会であれば、最初の曲が終わったときに中に入って貰うのですが、演出上そうもゆかないことがあります。ほんの数分遅れただけのお客に、休憩時間までロビーでお待ち下さいと告げるのは、スタッフとしては心苦しいものがありますが、やむを得ないときはやむを得ないのでした。
 休憩のときに、喫煙や買い物などのために外へ出たいというお客のために、チケットコントロールをする必要がある場合もありますが、小ホール公演ではほとんど出入りフリーです。あとは終演時に「ありがとうございました」と頭を下げていれば、だいたい役目は終わりです。

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